見出し画像

【短歌一首】 定点で挨拶交はす玻璃(はり)のビル今日も仲間におのれ映して

定点で
挨拶交はす 
玻璃(はり)のビル
今日も仲間に
おのれ映して

短歌は散歩散策セラピー&コーピング。

高層ビルには全面が玻璃(ガラス)のものが多くある。ビルは動かず互いに他のビルを自分に映し、自分を他のビルに映している。
見る角度で映るビルも変わる。 

ビル群全体が一つの仲間で意思疎通をしているよう。

近くのビル、遠くのビルが映る
ガラスの角度によって映り込むビルが変わる
ビルが他のビルを映し、映っている他のビルに自分が映る
一つのビルを丸ごと映して取り込む
自分も相手に映って取り込まれている
特に大きいビルは大型ビルを2つ丸ごと映す
映り込みがビルの黒い模様のよう
見る角度によっても映り込みがどんどん変わる
正面にも側面にも映り込む
意識しないとビルの模様の一部と思ってしまいそう
挨拶を交わす

これだけ集中して全面ガラスの高層ビルが並んでいると、太陽も至る所に映り込む。冬は低い太陽の反射がまぶしく、夏は高い太陽の照り返しでより熱く感じる。
また、ビル風がすごく、ふつうの雨の天気がしばしば暴風雨になり、傘がやられる。

猫間英介


2月3日のnoteのつぶやきで、ビル群のガラスに映る太陽について、短歌詠んでいました。


この記事が参加している募集

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?