見出し画像

【短歌一首】 扉開け列車は同士と語り合ふ吾もくつろぐ終着の駅

扉開け
列車は同士と
語り合ふ 
吾もくつろぐ
終着の駅

短歌はセラピー&コーピング。

列車は終点の駅に次々と入ってくる。

列車は終点に到着
長〜い車両がずっと先まで

終点の駅はどこか安堵感が漂う。 

午後のしじまの終着駅

乗客が全員降りて、最後に運転手や車掌も降りてくる。扉は開閉作業を繰り返したのち、しばらく開け放たれる。

つかの間の休息
ほっとひと息、深呼吸

乗客は全員降りて、私が最後かな。空になった座席にはこれから掃除が入るのだろう。

たくさんの人の圧を受け止め
椅子たちもほっとひと息

一仕事終えた列車たちが扉を開けたり閉めたりして、仲間同士でおしゃべりをしているよう。 

おしゃべりタイム
そろそろ出発?

終着駅で静かなくつろぐ時間を私も共有。

曇り気味の穏やかな昼下がり
トンネルの出口が見える

駅にいるだけでこんなに安らいだ気持ちになるとは、終着駅おそるべし。本当に魅力的。

猫間英介

この記事が参加している募集

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?