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ぐるっとパスは実際のところお得なのか

都内在住でちょこちょこ展覧会に足を運ぶので、かねてより気になっていたぐるっとパスを導入してみました。
https://www.rekibun.or.jp/grutto/
ぐるっとパスの価格は2,500円、
有効期限は2か月(今回の場合は2023年9月17日~11月16日)。

パナソニック汐留美術館とそごう美術館と三井記念美術館はそもそも観たい企画展があり行く予定がありました。この時点で既に2,700円引になる計算なので200円のプラスです。東京都庭園美術館も行きたい、あそこは普通に隙あらば行きたい。あと前から気になっていたアクセサリーミュージアムとかも行きたい。

使い方は簡単で、チケット売り場で「ぐるっとパスあります」と言ってQRコードを見せるだけでした。スマホっぽいもので読み取ってくれます。
紙のチケットをくださる施設とそのまま入れる施設がありましたが、オペレーション上の違いでしょうか。紙のチケットがもらえると何だか得した気分になります。

下記がぐるっとパスを使って訪問した施設です。
9/17 アクセサリーミュージアム 1,000円→無料
 「ちょっとしたパーティー展」
9/17 そごう美術館 1,200円→無料
 「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」
9/22 旧岩崎邸庭園 400円→無料
9/22 三井記念美術館 1,500円→1,200円(300円引)
 「特別展 超絶技巧、未来へ! ―明治工芸とそのDNA」
10/7 パナソニック汐留美術館 1,200円→無料
 「開館20周年記念展 コスチュームジュエリー 美の変革者たち」
10/7 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 600円→無料
 「光へ漕ぐ舟 ~手から生まれるはるかな広がり~ 浜口陽三と桑原弘明、高島進、前田昌良」
10/27 文化学園服飾博物館 500円→無料
 「日本の洋装化と文化学園のあゆみ」
11/4 東京都庭園美術館 1,400円→無料
 「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」
(11/3にぐるっとパスを使うつもりで国立科学博物館(630円→無料)に行きましたが、文化の日につき無料でした。)

→値引額合計 6,600円-ぐるっとパス料金2,500円=4,100円

上記のような形で完全に元は取れました。取れすぎたほどです。
しかしそれよりも、「せっかくだから行くかー」という感じで、いつもよりも展覧会等に足を運ぶハードルが下がったのが非常に良かったです。
例えば旧岩崎邸庭園については不勉強なことに存在自体を知りませんでしたが、近くを通った時に「パスあるし」で寄ったところ大変すてきなお屋敷でした。そういう出会いがあるのが良いですね。

仕組みがよく分かっていないので、ぐるっとパスの利益がどのように分配されているのかは謎です。私は施設に貢献できているのだろうか。とりあえず、気に入った作品の絵葉書を購入するとか、そのあたりで自分の中のバランスを取りました。青木美歌氏の作品集も買っちゃった。良いですよね菌類っぽいガラス作品。大好き。

青木美歌

また、Googlemapに「ぐるっとパス」というリストを作って興味のある施設を登録しておいたところ、出先で近くの対応施設が調べられるのでちょっと便利でした。

強いて難点を挙げるなら、「元をとらなくちゃ」とあまり意気込んでしまうと、趣味なのか作業なのか分からなくなってしまうので、普段はぐるっとパスの存在を忘れているくらいの方が良いかもしれないと思います。

企画展の様子など見つつ、また良い季節に導入していくつもりです。

※文中の価格等は全て2023年9~11月のもの


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