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誓いを月に (140字小説)

黄昏時、息子と家路を急ぐ。かつては夏も冬も、暗闇の星達に見守られ、一人涙を流し帰っていた。翌日に備え、大好きな公演の映像を気の済むまで観ていた。泣かなくなって久しいが、家族皆の笑顔を絶やさぬために、進み出せそうなときがきた。目指すは、日々姿を変え、見え隠れしつつも輝き続ける貴方。

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