一定の疲労が必要

「疲労」と言う単語でどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

無理をし過ぎて倒れそうになったり、睡眠不足で精神的に参ってしまうような「疲労」であれば、それは健康な生活を続ける上で問題になるものなので、望ましくありません。

しかし、適度に身体を動かしたり、頭を使ったりして「今日も一日やるべき事をやり終えた」と感じるような、適度な疲労感であれば、それはむしろ必要な望ましいものなのだと感じます。


例えば、肉体的にも精神的にも負担のほとんど無い環境で、食べて寝るだけのような生活をした場合、「充実した疲労」を得ることが出来ないので、その結果「充実した睡眠」も、次の日の「充実した目覚め」も得にくいように感じます。

また、心地良い疲労を感じる程度の負担が掛かっていると言う事は、その疲れによって意識も鈍くなっているはずで、疲れない代わりに延々と神経がピリピリしているような負担から解放されると言う事です。


何かをやり終えたと感じる精神的な納得、身体的な充実した眠り、そして疲れることによるヒリ付くような緊張からの解放

「疲労」と言う一見マイナスなイメージの言葉の表す対象には、実際にはこれらのプラスの面もあり、その意味で望ましい生活のサイクルには必要なものだと考えます。

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