大きいスポーツ、小さいスポーツ

私の趣味は、スラックラインと、けん玉です。

 私には2つの趣味がある。スラックラインと、けん玉だ。この全く正反対の性質をもつ趣味を通して、私はあることに気付いた。

 スラックラインとは、幅5㎝のロープを木と木の間にピーンと張り、そのうえでトランポリンの上で跳ねるようにアクロバティックな動きをする。イッテQでも取り上げられたことがあり、恐らくテレビで一度は見たことがあるかもしれない。動画は世界チャンピオンのしん君のパフォーマンスで、間近でみるとめっちゃかっこいい。このかっこよさに惹かれて、私も3年前始めた。

 そして、もう一つの趣味がけん玉だ。実はいまけん玉がすごいアツい発展をしているのをご存じだろうか。バチバチにかっこよくなっているのだ。

ヨーヨーみたいに回したり、ジャグリングしてタップしてるので、もう訳が分からんし、でもこちらも同様バチバチにかっこいい。けん玉のかっこよさに惚れて3年前にはじめた。

 スラックライン、けん玉、それぞれ趣味として続けて3年目だが、コロナを通してあることに気付いた。

 世の中には、大きいスポーツと、小さいスポーツがあることを。

 今まで大きいスポーツが注目され続けたように思えるが、コロナで大きいスポーツのアクセスは悪くなり、小さいスポーツが見直されたように思える。

 ならば、これからはもっと小さいスポーツにも注目されてもいいのではないか?そう思って、書いてみようと思った。

大きいスポーツ、小さいスポーツとは

 大きいスポーツ、小さいスポーツの定義だが、先に具体例をざっくり説明すると以下のようになる。

もっと詳しく、大きいスポーツ、小さいスポーツを列挙してみる。

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 では大きいスポーツと、小さいスポーツの定義は何か。

 それは、「コスト」が大きいか、小さいか、ということである。

コストのかかる、かからないスポーツ

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 大きいスポーツは、基本コストがかなりかかる。クラブに入会したり、服を購入したり、毎日服を洗わないといけなかったりと、初期投資がかかるのが特徴だ。更に、続けるために維持費も払う必要がある。そして、チームスポーツなので、一人ではなかなかできない。意外と厄介なスポーツなのだ。

 特にフィギアスケートはかなりお金がかかる。スケートリンクの維持費は数千万以上で、大会での衣装もなかなか高い。浅田真央の後ろを追うにはハードルが高いのが現状だ。

 対して、小さいスポーツはコストが低い。初期投資は、用具を買えばすぐにできるし、年に数回の買い替え程度なので維持費もあまりかからない。一人でもできる。アクセスがしやすいスポーツだ。

 特にけん玉は小さいスポーツの代表例だ。初期投資は3000円~4000円程度で、家ですぐに始められる。スキマ時間でささっと楽しめることもできるのだ。

小さいスポーツのメリット、デメリット

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 小さいスポーツのめっちゃいいところ、それは参加するうえで経済力がモノをいわないので、どこでも誰でも参加できる。これはつよい。

 デメリットは、小さいスポーツの魅力度と認知度が低いことがある。なんだそれ~聞いたことないってスポーツも多々ある。ので、やろうよ!と誘っても別にいいや、と流されてしまうことも多々ある。

小さいスポーツ=100%マイナースポーツではない

 小さいスポーツは、必ずしもマイナースポーツを指すわけではない。スラックラインはマイナースポーツだが、かなりコストがかかる。初期投資は2万円以上かかることもあるし、アクロバティックな技をやろうと思ったらマットの購入や、マットを利用させてくれる体育館への届けを出さなくてはいけなかったりと、技術向上へのハードルがなかなかだ。

 小さいスポーツの中でも、メジャーなスポーツがある。

 ボッチャは好例だ。パラリンピック競技にもなり、今年はとてもアツい結果を残した。けん玉もコロナで小池知事が推奨したりと有名だ。

小さいスポーツよ、もっと広まれ~

 もっと小さいスポーツが広まってほしい。もっと気軽に、肩の力を抜いて楽しんでほしい。

 授業の合間に、友達と机の上で消しゴムバトルしてた頃のように、職場でも上司や同僚と一緒にけん玉、ダーツを楽しんでいただけたら、憩いの場ができていいのではないだろうか。

 もっと気軽に、スポーツを。

 と思い、書いてみた。

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