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石油って、何だろね。

石油って、何だろね。
みんな、欲しくて、争っているけれど、
ペトロナム、ってのは
石油も石炭も含むらしいね。
ほんとはね、
地球のオナラなんだよ。
メタン(炭化水素)は軽いからね、地下から湧き上がってくるのさ。

石炭、石油、シェールガス、天然ガス。
深くなるごとに、メタンの状態は気体に近くなる。
地表付近では、メタンは冷えて、シチューになったり、ルーになったりする、ってわけだ。
海底で溜まっているメタンも、話に聞くようになったよね。

石油も石炭も地球のオナラ、っていうのは今では持論なんだけど、これってよく知られていたらしいんだよ。
石炭掘る人とか、石油掘る人とか。
でも、標準石油の偉い人が、これらは化石だよ、そうに決まってる、とか言い出したのさ。
化石だったら何がどう問題なのか?
勝手に増えない、ってことだよね。
地下からメタンが泡状に湧き上がってきてて、どこでも採れる、だったら、
値上げするよ、なんて言えなくなるよね。

それでね。
黒海のほとりにね、凄い炭田と、油田があったのさ。
去年、いや、10年前から戦争しているあそこだね。
ドネツクだね。
ロマノフ朝の帝国としては、地元の人の話は否定しなかったのさ。
石油も石炭も『鉱物の一種』だよ、と。
でも、それだと、モノポリーしてた標準石油の人、『独占してから値上げする』が出来なくなるよね?
だから、国ごと潰してしまえ、ホントのことを言って、利益の独占を許さない、貧乏人たちの代弁者たちなんか根絶やしにしてしまえ、そう思ったんだろうね。

さて、年末だ。


少し話をしよう。
化石燃料は存在しない。
存在しているのは、地下を湧き上がってくる炭化水素、メタンガスだ。
これが地表付近では液状化し、固体化し、
石油と呼ばれ、石炭と呼ばれる。
海底で凍ると、メタンハイドレートだ。
スタンダード・オイルさんは、これだと、将来的には値上げの余地がない、ということに気付いた。
えらいね。
そして、これらは、有限の資源で、掘ったら無くなってしまう、ということにしておくことにした。
都合の悪い国は、国ごと粉砕した。
石炭、石油、シェールガス、天然ガス。
深く掘れば、圧力と温度が上がり、様態は変わるが、それだけのことだ。

重要な部分は、隠されている。
本質的には無限で、値上げにも限度がある、そういうものなのだ。

だから、スタンダード・オイルさんや、独占禁止法でバラバラにされたその残骸の会社は、石油や石炭は、昔の生き物の化石で、掘り尽くしたら無くなる、と訴えてきた。
だから、貴重品だから、大事に使ってね。
掘る時の値段より高く売るけど、大目にみてね、と。
実際にそうだったら、仕方なかったのにね。
多くの国が、この、タダで手に入るような天然ガス、そのパイプラインを廻って争っている。
それを高く売るやり方を、全世界に広めた会社のせい……のような気もするけど。
えらいね、と言い換えておこう。
そう、えらいから、彼らは今度は、
使ったら二酸化炭素が増えるよ、二酸化炭素が増えたら、今度は気候が変わるよ、暑くなりすぎるよ、とか言い出したのさ。

石油を使っても、石炭を使っても、燃焼という現象は、酸素と何かを化合させることだから、メタンを燃やせば二酸化炭素が出るのは普通なんだよね。
で、ほんのちょっと、温室効果ガスが増えるから、ほんのちょっと、気温が上がる方向になるかもね、と言っていた。
ほんのちょっと、というのはね。
温室効果ガス、というけれど、
温室効果は温室の効果のことだから、
空から入ってきた赤外線を、空に返さない、そういうチカラがないと、温室にはならないんだな。
赤外線を吸収するチカラというか、ガスによって違うんだけど、
吸収できる、してしまう、赤外線の周波数が沢山あると、強く温室効果が発生する。
この周波数が多いガスが充満すると、地表付近はすごく温かくなる。
そう、二酸化炭素の周波数は少ない。その百倍くらいは吸収率が良いガスがあるんだ。
水蒸気っていうんだけどね。

つまりね、
二酸化炭素の百倍強い温室効果ガス、水蒸気の影響を考えないと、現実の予測には関わらないんだよ。
みんな、その効果の強さ、いつも感じてるでしょ。
放射冷却、って。
雲がない夜は、冷え込むよね。
あれ、要するに、温室効果の不在なんだ。
雲そのものが、フタなんだけど、水蒸気で出来ている、と言えるからね。
するとね、
大陸の砂漠化、これって、ほぼ温室効果ガスの供給を止めるに等しいことだよね。
温室効果ガスである水蒸気を、常時供給する植物相を、大陸は頑張って剥ぎ取ったんだよ。
すると、気候は極端化するね。
温室効果ガスを止められたんだからね。

寒い日があったり、暑い日があったりするのは、イラクのバスラとかでは年がら年中のことであって、砂漠化の影響が大きいんだよ。
蒸し暑い、とは聞くけれど、本当にずっと南の、赤道の方の国では、熱帯雨林がある国は、温室効果ガスである水蒸気が充満していて、雨期と乾季が年2回来る。
そして30度くらいで、温度のピークは日本より低い。
これが砂漠化すると、大変な地獄になる。

温暖化、寒冷化、どっちも同時に起きている……?
そうだとしたら、水蒸気の影響、水蒸気の供給不足による気候の不安定化、砂漠化を疑った方が良い。
衛星で見れば、何が起きているのか、その変化も明らかだ。

ちょっと酔ってるかもしれないね。

うん、それでも、
要は『心配しないで』って言いたいんだ。

石油はなくならないよ。
使っても対して変わらないよ。
油売りは昔から油売りだから、
嘘八百を長々と皆に吹き込んでいるけれど。
なくならないよ。
なくならないから、これを廻って死人が出るはずはないし、戦う必要もないんだよ。
湧いて出てくるから、尽きることはないんだよ。
スタンダード・オイルさんや、その残骸の会社は、知られると困るんだろうけど。

ああ、そうだ。
もう一つ、心配しないで、と言うべきだね。
石油を使っても問題ないよ。
二酸化炭素を増やしても、問題ないよ。
なんなら、温室効果を一気に100倍にしても、多分多くの人は、それ自身に気づかないよ。
温室効果は、気温を、気候を、安定させるだけだから。極端化の、不安定化の逆だから、穏やかというより退屈になるよ。

だけど、この仕組みが分かっていない人は、訳が分からないことを始めているので、そっちは正直なところ、全然安全ではないよ。
二酸化炭素の地中貯留
ってやつだね。
以前に、北海道、丸一日、電気の供給が止まったことがあったよね。
震度7の地震が起きて、発電所が被災して。
その地震は山地の真下に震源があったけど、二酸化炭素の地中貯留は30キロ西側にあったんだよね。
二酸化炭素の地中貯留、と漢字で書いたら、ガスを気体のまま地中に吹きいれる、そういうイメージが湧くよね。
でも、気体のままでは入らないみたい。
高圧の水に含ませて入れる、入れ続ける、なんだって。
やってることはシェールガスだよね。

高圧の水を地中に入れる、と
近くで地震が発生する。
これは、2008年の中越地震とかでも、近くで二酸化炭素の地中貯留をやってたから、だいたい間違いないよ。
まあ、近くというほど震源が近いか?
というと、少し離れている場所なのかもしれないが。
でもね、ここでは、もう一つ、残念なことが潜んでいるよ。
地震の原因、プレートじゃないんだよ。
解離水というか、大河の地下水脈の先で、押し込まれ続けている水が、高温高圧で解離していて、何十年、何百年、どこかで一回、溜まりに溜まった『ガス抜き』が起きる、それが地震の現実なんだ。
このガス、水素と酸素の混合物なんだけど、地震でヒビが入ったところは爆縮の熱で、混合ガスは高温になっている。
高温の水素混合ガス、それが地表に出たら、可燃物を燃やす、火を付ける、そういう作用を及ぼすよ。
そして、そのガスが燃えても、水蒸気になるからね。

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