見出し画像

国際恋愛は思っていた100倍難しい

カナダのケベックからこんにちは〜🌞
こちらは毎日氷点下で経験したことのない寒さなのですが、みなさん日本の秋を楽しんでいますか?今ちょうど紅葉の時ピークくらいでしょうか?

カナダでの生活も1ヶ月以上経過し、いろんな局面を潜り抜けて、人生経験値がメキメキと上がっているこの頃です。

今日は最近壁にぶち当たっている国際恋愛の難しさや悪い点について書こうと思います。愚痴っぽいところがありますが、大目に見てください🙇‍♀️

前提として私は、日本にいるとき日本人の保守的で白黒はっきりさせないところ(社交辞令とか回りくどい会話、物事をグレーの状態のままうやむやにする感じ)や回りの空気や世間体を気にしすぎて、家族の前でも自分を出せないことにすごくフラストレーションを感じて、留学経験や海外の友人との交流から自分は海外の方がバイブスが合っていると思っていたけど、やっぱり海外は海外で難しいこともたくさんあった。

結婚観

一番驚いたのは結婚観。欧米は日本に比べて離婚率が高い。その理由の一つに「親である前に自分である」個人主義がベースにあると考えている。
どんなに相手を愛していても子供がいても、男女として終わったら、自分らしく人生を歩めないと思ったら、お互いキッパリ次の恋愛に行くと言う考えなのだ。情なんてものは邪魔になる。
実際に私の彼にも「Maiのことは愛しているけど、自分のことも愛している。だからもし関係を続けられないことが起きたら自分のために離別の選択肢もある」とそのままストレートに言われた。
突然こんなことを言われて勿論モヤモヤしたし、咀嚼に時間がかかった。
ケベックに住んでいる日本人の友人にもこの話をしたら、その方も同じことで悩んでいるようだった。

事実婚が主流だから、離婚に対する重みが違うのだろうか?それとも単純に離婚している人が多すぎて、選択肢の一つとして当たり前に存在しているのだろうか?

個人主義vs集団主義

カナダ人だけがそうではないようだ。欧米全体において日本より、離婚や再婚、再再婚のカードを簡単に使うイメージ。個人主義ってつまりはそういうこと。

日本だと結婚=忍耐とか、一生添い遂げる、みたいなイメージが強い気がするが、こっちでは「子供のために離婚を渋る」はまずあり得ない。

同じような内容を、先日ビリギャルのさやかさんがVoicyで語ってくださったのだが、共感しすぎて首がもげた。
よかったらぜひ聴いてみてください👂
https://voicy.jp/channel/629/596366

「自分を大切にする」ってすごく素敵なことだが、親になっても子供を預けて好き勝手遊びに出かけたり、子供より自分のために離婚を選択したとしたら、子供がまともに育たない。実際にカナダ(ケベック)では子供の精神疾患が問題視されている。

一つ最近の例を挙げると、先日招待されてヴィラでのパーティ(宿泊あり)に行ってきた。大人8名ほどいたが夜通し飲んで泊まるのだから、全員未婚だと思っていたら、全員既婚者で子どもがいるが、大人だけ(カップルのみ)で参加していた。
おそらく近所や彼らの親に子供を預けて遊びに出ていたのだろう。

逆に日本は個人主義と対極の集団主義。右に倣えで出る杭は打たれるし、集団の中で違うことをしていたら「はみ出し者」とか「空気が読めない」とか「協調性に欠ける」と扱われる。でも、集団を重んじるからこそ街が綺麗だったり皆んなルールを守ったり争いが少なかったりする。
しかし、自分より他人とか集団を優先して子供時代を生きていたら、大人になって「自分って何者なんだろう」とか「やりたいことがない」となってしまう。これが和をなすことの弊害だと思う。また、出る杭が打たれる風潮なら、優秀な人材がどんどん海外に出ていってしまう。

価値観・生活・言語の違い

やはりこれが一番大きいだろう…
カナダ人の彼と一緒に住み始めて半年経つが、いまだに驚くことや頭を抱えることがある。
完全に愚痴になるのだが、例えば

・洗濯物を畳む習慣がない(クローゼットが主流)
・布団も畳む習慣がない、シーツは洗わないし、枕や布団も干さない
・掃除しない(汚い環境でも気にしない)なのに平気で床に物を置く
・土足と半ばきの区別をしない
・ご飯の味付け(私が和食を作ってもスパイシーソースをかけて食べてる)
・料理の仕方(一緒にキッチンに立つのはやめて、完全に分担にした)
・楽観主義すぎて、何を相談しても「Everything's gonna be alright」
・エアコンの温度設定(皮膚感覚が違う&白人は寒さに強い)
・金銭感覚(これに関しては円が弱すぎる。どうにかしてくれ!)
・イライラするポイントが違う&察する文化がないので、無言で不機嫌になったら試合終了。なぜ?どこに?イライラしたのかを論理的に英語で説明が必要
・キッチン用の雑巾をジムに行く時に汗拭きタオルとして持っていく
・話が長い(ニュースへの関心が高く家の話題でもカナダの政治とか社会問題に絡ませる)

一つ一つは小さなことで見逃せばいいようなことに思えるが、「はあ…また出来ていない」と思ったり、指摘しようにも相手のスタンダード(育った環境)を考え、言い方を考え、英語での言い回しを考え…と毎度していたらエネルギーが足りないのである。

余談だが、今度一時帰国するときに費用をうかすために実家に泊まりたかったが、上記のようなライフスタイル等の違いがあるので、両親(海外経験なし)にもいちいち「朝ごはんはドリップコーヒーとサンドウィッチで、毎朝ジムに行ってその後シャワーを浴びる人だから」等と説明して私が間を取り持って翻訳して…と言うのが正直できる自信がないし、言ってしまえば心労が極まりないだろうからやりたくない。

まあ日本人同士でも恋愛とか結婚って色々あるのに、そこに文化や言語の違いが重なると、かなりハードなのは当初から予想していた。
正直、この先の将来、今の彼とずっと一緒にいるかどうかはわからないが、シングルに戻っても自分らしく生きられるように、経済的かつ精神的に自立して自分の好きなところで生活していたいと思っている。

悲観的になりすぎてもせっかくの海外生活が暗くなってしまうので、ここで毒を吐いた分、明日からはまた前向きに日々を楽しみたいと思います!!

暗めの内容になってしまいましたが、元気です✊✨
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました🙏

カナダ生活の様子はInstagramに載せています📸
https://www.instagram.com/iammai0321/


最近の癒しはとにかく猫さん(彼の連れ子)
甘えん坊で犬みたい
ヴィラでのパーティの様子(サウナ、お風呂付き)
歓談する大人たち(フランス語で話に入れず)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?