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26/* ワクワクする瞬間はいつか

以前、僕が社会人になるよりまえに進路について考えていた頃、ある人に言われた言葉だ。

就活も間近になると、求めてもいない進路相談をいろんな人に押し付けられた。就活解禁はいつだとか、あれやれこれやれ、あまり聞いていなかったから覚えてもいないけど、それがとても窮屈に感じていた。

そんなとき、ある人との話の中で進路についての話になった時、その人は「自分がワクワクする瞬間はいつか、考えて掘り下げて決めるといい」とだけ言った。その言葉は進路についてだけではなくて、いろんな物事を考える上でまず立ち止まるポイントになっている。

好きなことで食っていく、というのは綺麗事に聞こえるかもしれないけど、好きなことで生きていけるに越したことはない。好きなことで生きていくには、絶え間ない努力が必要だし、根気も、熱意も必要だ。自分の好きな分野での挫折は、絶大に心が痛むし、夢と現実のジレンマでの揺さぶりだってすごいだろう。

でも、苦しいときにも明るいときにも、立ち上がる指標となるのは、ワクワクする気持ち、な気がする。何かに挫折仕掛けていても、何かを信じられなくなって絶望しかけていたとしても、その何かにまだワクワクする気持ちが残っているのなら、そこに賭ける価値はある。

逆にいうと僕は、自分を悩ます何かに出会ったとき、その何かにワクワクすることができなくなってしまったのなら、いち早くそれを捨てて新しいものを探した方が良いんじゃないかと思っている。

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