【イラスト】【エッセイ】大丈夫、きっと直せるよ
「大丈夫じゃない日」が、最近続いていました。
起きている間にはずっと自責の念や後悔、悲しみが頭の中を駆け巡っていました。ふとしたことで涙が溢れては、泣き疲れて何も考えられなくなる日々。
苦しくない時間は寝ているときだけでした。
目が覚めていることがつらかったです。
自分の心が、このままでは保たなくなってしまう。
そう、どこかでは思っているのに、私自身の心は全く言うことを聞いてくれませんでした。ただ一筋に闇に向かって転がり落ちていって、ずっとその暗闇の中で泣いているのです。
私という機械の何かが壊れてしまったんだと、そう思いました。
歯車のどこかが狂ってしまったんだと。
壊れているのはわかっているのに、それをどう直したらいいのかまったくわかりませんでした。
幸い、今は回復の途中にいます。
前のように何かに引っ張られるように闇に転げ落ちていくことはなくなったし、心の病気がある中でも段々と生活の中で出来ることが増えてきています。
何が私を治してくれたのか。
それは時の流れであったのかもしれないし、ずっと心にかかっていた事柄に一区切りがついて終わったことだったのかもしれません。
私を取り巻く状況が安定したことで、心の安寧を取り戻せたのかもしれません。
「大丈夫、きっと直せるよ」
私は回復の兆しが見えたときから、自分自身にそう言い聞かせてきました。
苦しかった時を超えて。思い出したくもないほど辛かった日々を巻き戻すように。
普段通りの生活に戻れる日が、きっと来る。
だから大丈夫だよ、と。
その願いを込めて描いたのが、今回のイラストです。
今は真っ暗な宙の中をあてもなく漂っているとしても、いつかきっとまた、地に足をつけられる日が来る。
壊れてしまった歯車の一つ一つをもう一度繋ぎ合わせたら、きっとまた回り出す。
そんな気持ちを込めて。
私の絵が、誰かの救いに、勇気になりますように。
最後まで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました。
Mei(明/メイ)
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