上手くなりたいと思った時が上手くなる時
あるOBの話。
小学生の頃から賢い選手ではあったが、なかなか公式戦の舞台に立つことは少なかった。
中学3年生の時、高校でもサッカー続けるのか尋ねた際、続けるけどそこまで本気でやるつもりはないと返事があった。
高校での1年生大会を観戦に行くと、チームの中心で、みんなに身振り手振りでコーチングしながらプレーする彼の姿があった。
めちゃめちゃ本気でやってるやんと思いつつ、嬉しかったのを覚えている。
そんなこんなで2年生の秋頃から、外部コーチとしてもう一度携わることができ、練習を見て思ったのは、中学時代と比べ、明らかに1番伸びているのは彼だった。
練習中から、他の選手たちに熱く、高い基準を求め、プレーしていた。
あとから保護者の方に聞いた話だけど、昼のお弁当も身体を絞るために、自分で準備していき、食事も気を遣うようになったということ。
海外サッカーもリアルタイムで毎週観ているとのこと。
なんでそれを中学時代に、、とは思ったけど、いろいろ経てきた今だからこそなんだろうなと。
高校最後のインターハイが終わったあと、友達は進学に備えて勉強に切り替えていく中、彼は1人で残る決断をし、選手権の予選をキャプテンとして牽引し、2次予選進出を決めた。
これでもできすぎな気はするんだけど、選手権の2次予選1回戦。
力の差がある相手に対し、先制され、苦しい展開の中、ワンチャンスをモノにし、ゴールしたのは彼だった。
その後は力尽きて敗退してしまったけど。
このゴールシーンは本当に感動した。
サッカーの神様はやっぱり見てくれているんだろうなと本当に思った。
と、ここで題名の
「上手くなりたい時が上手くなる時。」
高校生になっても、大人になっても、この気持ちがあればきっと上手くなる。
本気で思うから、それが行動につながる。
この気持ちを子どもたちが育めるようにがんばりたい。
そんな彼、先週より、コーチとして帰ってきてくれました。
温かく見守ってください。
指導者としてもきっと成長してくれるはずです。
okkey
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