ホタルイカと私
ホタルイカが好きなので、アチャールを作ってみることにした。
下準備に目をとっておくという記載があり、
調べるとホタルイカを調理するには、目玉と口をとっておくらしい。
目玉は、潰してしまうと弾けてしまうので、根元からとる。
小さいほたるいかでも大きな目玉がついているので、
根元からグイっととる。
目玉をえぐるなんて、なんだかどこかた痛い気がする。
次にホタルイカの細い足元から固い部分、口をとる。
背骨も取ると書いてあったが、目玉と口をとるので精一杯いだったので、
そこは諦める。
4人前を作るため、ホタルイカを1パック買ってきたので、
30匹のホタルイカが視界に入る。
いや、60個の目玉でこちらをみられているような。
一つずつ下ごしらえをしていくが、シンクには大量の目玉と口が、
人間ならと考えるとすえ恐ろしい。
シンクの中は、惨状と化し、映画なら間違いなくホラーだろう。
殺人者、いやサイコキラーとなった私は、
複雑な気分のままホタルイカを調理する。
生き物を食べるとはこういうことなのですね。
ごちそうさまでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?