一五蔵(いちごくら)株式会社一五不動産情報サービス

一五蔵は、物流施設など産業用不動産に特化した不動産サービス会社「一五不動産情報サービス…

一五蔵(いちごくら)株式会社一五不動産情報サービス

一五蔵は、物流施設など産業用不動産に特化した不動産サービス会社「一五不動産情報サービス」が運営しています。 noteでは一五蔵の会員向けに配信したコラムをメインに、物流にまつわる様々な情報をお伝えします。 https://cloud.ichigo-re.co.jp/lp/

最近の記事

【重要物流道路】国道210号

国道210号は福岡県内では福岡市、北九州市に次ぐ人口を擁する久留米市と大分県大分市を結び、沿線には火山活動によってもたらされた雄大な自然が広がっています。 福岡県の区間では久留米市を起点に、九州最大の一級河川である筑後川に沿って東進していきます。田園風景がメインですが、久留米市田主丸町には自動車や化粧品の工場も立地しており、筑後地方の産業を支えています。また、うきは市の吉井地区は江戸時代の宿場町で、現在も商家が数多く残され、往時を偲ばせます。 大分県に入ると日田天領水で知ら

    • 【コラム】ディベロッパーによる産業団地の開発

      不動産ディベロッパーが物流施設の開発だけでなく、その前段階に当たる産業団地の開発に関与するケースが増えています。従来、物流施設の開発用地は、工場跡地を取得するケースが多かったですが、最近は大規模な工場閉鎖による用地売却があまりなく、数少ない案件をめぐり取得競争も激化しやすいです。その影響もありディベロッパーが産業団地の開発段階から関与するプロジェクトが増えてきました。トータルの開発期間は延びますが、土地価格を抑制できることがメリットで、物流施設の建築費も上昇していますので、こ

      • 【コラム】2023年の建築着工統計をみる

        2024年1月末に2023年(年次)の建築着工統計が発表されました。全国を対象とした2023年の倉庫の建築着工面積は1,248万㎡で、前年の1,329万㎡からマイナス6.1%の低下となりました。コロナ禍の2020年から2022年まで、首都圏を中心に倉庫の開発ラッシュでしたが、その結果として需給緩和に繋がり、建築コストも上昇していますので、全国ベースでは新規開発にブレーキがかかり始めたといえます。他方、都道府県別でみると、また違った傾向も見えてきます。2023年に倉庫開発が好調

        • 【重要物流道路】国道8号

          3月16日に開業する北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅)に並走するのが国道8号です。国道8号は京都府京都市を起点に、交通の要衝である米原を経て、新潟県新潟市に至る道路ですが、能登半島地震もありましたので、国道8号のうち石川県を中心とする北陸地方を取り上げます。 北陸地方には大規模な賃貸物流施設は少なく、富山県に大和ハウス工業によるDPL富山射水とDPL富山高岡があり、石川県でも複数物件ありますが裾野は限定的です。他方で、北陸新幹線が延伸する白山市と南加賀(川北町・能美市・小松市・加

          「物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2024年1月)」を公開しました。 東京圏の空室率は7.1%で、前期の6.4%から0.7ポイントの上昇です。また、関西圏の空室率は3.0%で、前期の3.7%から0.7ポイントの下落です。 https://www.ichigo-re.co.jp/3320/

          「物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2024年1月)」を公開しました。 東京圏の空室率は7.1%で、前期の6.4%から0.7ポイントの上昇です。また、関西圏の空室率は3.0%で、前期の3.7%から0.7ポイントの下落です。 https://www.ichigo-re.co.jp/3320/

          「物流施設の不動産市況に関するアンケート調査」を公開しました。 賃料の見通しですが「横ばい」が主流ですが、「上昇」の回答構成比が1年前の26.5%から38.0%まで増加。コストプッシュ型のインフレが賃料水準の見通しに影響しています。 https://www.ichigo-re.co.jp/3297/

          「物流施設の不動産市況に関するアンケート調査」を公開しました。 賃料の見通しですが「横ばい」が主流ですが、「上昇」の回答構成比が1年前の26.5%から38.0%まで増加。コストプッシュ型のインフレが賃料水準の見通しに影響しています。 https://www.ichigo-re.co.jp/3297/

          【重要物流道路】国道136号

          国道136号は伊豆半島南東部に位置する静岡県下田市から南伊豆、西伊豆を経由し、三島市に至る全長約130kmの道路で、沿線には下田温泉や堂ヶ島温泉、土肥温泉、修善寺温泉など温泉地、堂ヶ島や土肥金山、世界遺産である韮山反射炉など見所が多いのが特徴です。 南伊豆町から松崎町へ至る区間は、南伊豆町の伊浜海岸が日本有数のマーガレットの産地であることから「マーガレットライン」という愛称で呼ばれています。また、松崎町の駿河湾沿いには地元芸術家による21体の彫刻と約500本の桜並木が並ぶ区

          【コラム】 成長ステージが移行するEコマース

          数年前のコロナ禍ではEコマースが間違いなく需要の牽引役でしたが、最近は物流拠点の新設・拡張の動きが少し弱まったように思います。アマゾンが最初の大型物流センターであるアマゾン市川FCを開設したのが2005年11月で、その後20年近くにわたりEコマースは順調な成長が続きました。 特に、この数年はコロナ禍での巣ごもり消費による追い風もあり、物流拠点の新設・拡張が相次ぎました。Eコマースによる物流拠点の多くは賃貸物件で、契約期間は5~10年が一般的なので、コロナ禍での急速な拠点整備に

          【コラム】 成長ステージが移行するEコマース

          【重要物流道路】国道28号

          国道28号は兵庫県神戸市から淡路島を縦断し、徳島県徳島市に至る道路です。沿線には明石海峡、淡路島、鳴門海峡といった人気観光地を多く抱え、淡路島内では渋滞も頻発しています。当道路は四国方面へ物流幹線の側面だけでなく、観光需要を下支えする役割も担っています。 神戸市から国道28号を西に進むと明石市に至り、明石海峡大橋を渡ります。以前は明石港から淡路島の岩屋港へ「たこフェリー」が運航されていましたが、2012年に廃止されました。明石海峡大橋へ玄関口としての役割を譲る形となりました

          【コラム】物流エリア別の人口予測

          昨年12月22日に厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所から地域別将来推計人口(令和5年推計)が発表されました。この地域別将来推計人口を用いて15-64歳の生産年齢人口を対象に、物流エリアごとに集計し直しまた。2020年を100とした人口指数で2050年の結果が以下の通りです。 東京臨海エリア      99.1ポイント 外環道エリア       94.3ポイント 千葉臨海エリア      88.3ポイント 国道16号エリア      86.5ポイント 神奈川臨海エリア 

          ウェブサービス「一五蔵」をご存じですか?

          こんにちは、一五蔵(いちごくら)のnoteへお越しいただき、ありがとうございます。 一五蔵は、開発が相次ぐ賃貸物流施設に関する情報を集約したウェブサイトで、株式会社一五不動産情報サービスが運営しています。物流に携わる方は、ぜひともご活用ください。 さて、当noteでは一五蔵の会員向けに配信したコラムをメインに、物流にまつわる様々な話題を取り上げていきます。物流施設における知識やノウハウを深めたい方に有益な情報を提供してまいります。 物流に関する興味深いコンテンツや一五蔵

          ウェブサービス「一五蔵」をご存じですか?