100円+税

私が好きなのはクリープハイプというバンドの
たばこのモヤみたいな
灰色混じった雰囲気のくせに
はっきりと突きつけられる黒色の歌詞
体験したことないのに締め付けられる心臓と
耳に残るメロディーだ


衝撃的だった歌詞がある

『誰かを好きになることにも消費税がかかっていて
百円の恋に八円の愛ってわかってるけど』

純粋に恋してる好きが100円として
心のどこかで
無償の愛などなく
見返りを求める8円なのかもしれない
そんな風に思ってた

恋に100円払っても
愛は8円しか返ってこない
簡単に手に入れられる100円と
プラス8円の重さ
100円のものを買おうと思っても
108円かかって買えない
本当はそういう意味なのか

お金と愛どちらも大事で
お金が無さすぎても苦しくなるだけで
お金がありすぎても
愛は薄れていきそうだ

お金持ちになって
大きな豪邸に住んだとして
誰とも顔を合わさず部屋に入るのと
小さい家で
ただいまとおかえりがあって
家族と密接に顔を合わせるのと
お金と愛の比率は難しい


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百円の恋