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「ひとりぼっちのお正月」を過ごして、お雑煮についてじっくりと考えてみた。

About "Zoni". What I thought alone on New Year's Day.

実家のお雑煮と、わたしの作るお雑煮は違う。
結婚していたときのお雑煮が質素でシンプルで、且つ美味しかった。

こどもたちがわたしの作るそのお雑煮で育ったから、いくら離婚したからと言っても慣れ親しんだお雑煮を急に変えることはしなかった。だって好きなんだもんね。

何を疑うこともなく、それは何年も続いた。わたしの人生の半分以上を、このお雑煮とともに過ごしている。いや、半分どころかほぼ3分の2に差しかかろうとしているでないか。

お雑煮の具材、白味噌の分量、大根の切り方、出汁の取り方。
なぜかずっと、忠実に同じように続けてきた。だって好きなんだもんね(2回目)

で。2021年コロナ渦のお正月。
ドイツからは娘夫婦は帰国せず。親族全員集合もなく。
そうなると、かまぼこや数種類のおせち料理は買ったけど、毎年手作りしていたお煮しめは省略。

お雑煮は・・・いつもずっと決まった型を守ってきたけど。
今年はひとりぼっち。「そうだ!七味かけてみよう」ってなった。
「たたきごぼう」を添えるのもやめた。

ちなみにわたしは、お正月のお雑煮が好きすぎて一日にお餅を10個は食べる。
杵つき餅のやわらかさがたまらない。やめられない止まらない。

2021元旦。わたしのマイブーム、紅白のテーブルクロスで。
ひとりぼっちのお正月のテーブルに、せめて布のあたたかみを・・・。

庭に植っている南天の実と葉。水仙の花を添えて。
水仙って花にも葉にも根っこにも毒がある植物だけど、食べなければ大丈夫らしい。自分だけだし、わかってやってる。(こどもやお客様の器の上には水仙は置かない。ペットを飼っているときも届く高さには飾らない)


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祖母の遺してくれたアンティークの輪島塗りのお碗。朱塗りで牡丹に蝶の蒔絵。
現代物のざるそばの器の上に載せてみた。

奥のほうにあるのは、建築と家具などの「クラ二スム」さんの木の器。
こげ茶の器の木目が楽しい。
上に重ねて載せているぽってりした槌目の木の器も、クラニスムさんのもの。

難波神社キモノフリマでクラ二スムさんの器を買った。茶色い紙袋を開けてみたら、なんと!壁紙の端切れで巻いて包んでくれていた。その壁紙にアイロンをかけて、大きな瓶敷きの円周を型取りしてハサミで切ってみた。整ったまん丸ではなく敢えて凸凹をつけた。

生菓子は谷町6丁目、空堀(からほり)商店街の御菓子司、「東雲堂」さん。
黒豆に金箔(中はこしあん)

抹茶碗は、五福さん。@moromi529
こころやさんで開催されていた「色絵陶器」 #五福香菜子展 で出逢いました✨
小袱紗は五福さんのお母様お手製のものだそうです。

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ここで話をお雑煮に戻しますね。
今までは、白味噌のお雑煮をそのまま忠実に食べていたけど。
今年は、七味をかけてみました!

なんか。“生まれ変わった!”

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山椒が効いた七味唐辛子。
何杯でもいけそう!





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