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2年目の不安

ついに春休みが終わる。

先日、春から始まるとある授業のクラス分けが発表された。私は、みんなが嫌がる先生のクラスに配属された。そうとわかった瞬間、とある人はドンマイと言いに来たり、またある人はマジやばいよあの先生、と私を心配するフリをして脅しに来たり。正直言って、外野がうるさかった。

私としては、誰が自分の担任になろうとも私自身の意思を曲げずに、真っ直ぐ頑張りたいと思っているし、そのつもり。たとえ誰が担任だとしても、私が目指すものは変わらないし、想いも覚悟も、揺らぐことはない。なのに、外野ばかり騒ぐからバカバカしいし鬱陶しくて。いちばん厄介なのは、私を気遣う優しい友達という仮面を被った敵。気遣うふりをして不安を煽るようなことを口にするなんて論外。私はああはなりたくない。

そんなみんなが嫌う私の担任の先生のことを、私はそんなに苦手じゃない。もちろんメリハリのある厳しさを持った先生であるから、怖さはつきもの。でも、社会に出るってきっとそういう厳しい人間と理不尽との戦いの日々なんだと思う。だったら、今回の授業も頑張らないとって思う。

とはいえ、実習や授業に対して不安が絶えないのは当たり前のことで。ここにきて、不意に涙が出るようになってしまった。不安に感じていることを誰にも悟られないようにしてしまう私も、平然とした姿でいつも通りヘラヘラと取り繕ってしまう私も、嫌いではないけれど、弱いなと思う。みんなみたいに、不安を不安と、怖いことを怖いと素直に言葉にできたら楽なのにって。でも強がりだからそれができないのが私で。ここでこうやって書くことしかできない。

新学期、とりあえずキャパオーバーしないように誰かを頼れるようになりたい。1人で抱え込む弱さより、誰かに助けてと声を上げられる強さを持てるようになりますように。

怖い

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