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自分に合った休養〜7タイプ診断~

いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
4月も中頃となると、暖かい日が続き、明るく晴れやかな気分になってきましたね。

新年度は環境の変化もあり、知らず知らずのうちに緊張やストレスがたまりやすい時期。
そして、新社会人となる方は初めて社会に出る不安、そして働く上で起きてくる初めて出会う種類のストレスなどがあるかと思います。

今回は、体だけでなく、感情や人間関係などさまざまな疲れの度合いを、
ご自分で知れるチェックシートと、改善方法についてご紹介します。
長くはなりますが、ぜひ最後までチェックしていただき、ご自分の今のお疲れの状態を知って改善なさってみてくださいね。

休養の7タイプ診断

休養となると1番に思いつくことが、睡眠(体を動かさないこと)。
しかし、本来の休養とは体を休ませるだけでなく、栄養のある食事や運動、脳の休養、心(感情)の休養などさまざまあります。
もし休日はベッドで寝て起きてスマホを見てると1日が過ぎてしまうだけだと勿体無いです。
ぜひ今回のチェックシートを活用していただいて、今の自分に必要な休養、そして人生がもっと楽しくなるアクションを起こすようにしてみてください。
今回の診断が、今日明日のあなたの活力になることをお祈りいたします。

診断方法

以下の質問において自分がどれだけ当てはまるのかを0~4点で採点してください。
(全く当てはまらないものが0点、最も当てはまるのが4点となります。)
ぞれぞれの項目の評価基準は次のようになります。

  • 10点以下:問題は少ない

  • 11~25点以下:改善の余地あり

  • 26~40点:積極的な改善が必要

1,肉体的休息

  1. もし、1時間余分にToDoリストを終わらせるか、睡眠をとるか選べるなら、私は睡眠を選ぶ。

  2. 1日の終わりには疲れを感じるのに、夜にはなかなか寝付けない。

  3. 風邪をひくことが多く、人一倍体調を崩しやすい。

  4. 毎日、筋肉痛や体の痛み、首の痛みがある。

  5. 午後2時から5時の間によく体がだるくなり、甘いお菓子やコーヒーが欲しくなる。

  6. 夜にワインやアルコール飲料を日常的に飲んでいる。

  7. 一日を通して、何度も10キロ以上の物を持ち上げることがある。

  8. 毎週5時間以上高強度の運動をしている、または定期的にスポーツをしている。

  9. 平日や週末に家族と楽しい活動をするエネルギーがない。

  10. 睡眠時間が6時間未満になることが多い。

この項目に当てはまる方は、身体的な休息が不足しています。
首の痛みや張り、足腰のむくみを感じたり、免疫力が下がって病気になりやすいといった特徴があります。

身体的休息には、睡眠を取ったりあまり体を動かさない受動的休息と、ストレッチやマッサージ、軽い運動などで筋肉を動かして血液やリンパの流れを良くする能動的休息があります。
栄養のある健康的な食事をすることも、肉体的休息に入ります。
受動的休息だけでなく、能動的休息も取り入れながら体を休ませましょう。

2,精神的休息

  1. 集中しようとすると、考えがまとまっていないことが多い。

  2. ToDoリストにタスクを追加されると、すぐにイライラしてしまう。

  3. ミスや失敗を恐れて、新しい仕事を避けてしまう。

  4. 決断するのが難しい。

  5. 些細なことで、身近な人に怒鳴ったり、腹を立てたりすることがよくある。

  6. 一日の大半を、自分が圧倒されるような活動をして過ごしている。

  7. 現実の生活に追われるより、自分の望む人生を空想する方が好きだ。

  8. 一日の出来事や会話を思い出して、眠れなくなることがよくある。

  9. 私は忘れっぽく、新しい情報を保持するのが困難である。

  10. 新しい概念ややり方を理解するのが難しい。

この項目に当てはまる方は、精神的な休息が不足しています。
集中力がなくなったり、ずっと頭の中で考え事をしている、夜ベッドに入っても脳が働き続けている、頭がぼーっとしているという特徴があります。
特に精神的疲労は、1日中計算をしたり、考えを巡らせたり、常に情報を処理しているデスクワークなどの頭脳仕事の方に多い傾向があります。

精神的休息では脳内の思考を止める休息が必要になります。
頭の中の回転や悩み事、セルフトークなど頭の中の状態を整理して止めるアクションを起こしましょう。
具体的には、頭の中がぐちゃぐちゃになったと感じたら、今頭の中で考えていることを紙に書き出したり、1人だけの空間で今の考えを口に出してみたりすることが大切です。
思考のデトックスをするようにしましょう。

3,関係的休息

  1. 成功よりも失敗や欠点に目が行きがちである。

  2. 初対面の人や状況に対して、不安を感じ、自信が持てない。

  3. 自分に非がなくても、つい謝ってしまうことが多い。

  4. 自分自身を批判することが多い。

  5. 自分の人生の行く末を考えると、落ち込んだり、怒ったりする。

  6. ニュースを聞いたり、身の回りの危険について考えたりすると、心配で不安になる。

  7. 人生に対して楽観的というより、悲観的になりがちである。

  8. 説明の必要がない状況でも、自分の行動を説明する必要があると思う。

  9. 私は一日の仕事のほとんどを、顧客、取引先、同僚に最高の自分を見せることに費やしている。

  10. 自分の願望や目標について話すのは気が引ける。

この項目に当てはまる方は、関係的(人間関係)な休息が不足しています。
今の人間関係やグループ、コミュニティーでの活動の中での仲間意識、自分が受け入れられていないと感じており、特に現代人はこのグループの帰属意識が低下していると考えられています。

私たちは、自分のことをサポートしてくれる人、自分がサポートしたいと思う人、自分を受け入れてくれる人を作り、その人たちと関わる時間を定期的に作る必要があります。

この項目の値が高い場合は、人間関係が悪い、孤独感を感じやすくなり、孤独感は人間が感じる最も強力なストレスとなり得ます。

この項目に該当する方は、自分と関わりのある他者や所属しているグループとの関係を見直してみましょう。
今の環境や人間関係を変えてみたり、自分の周りの人との関わり方を変えてみる。
人だけでなく、ペットや動物に愛情を注いだり、森や川、海といった自然を感じ、自分との関わりを認識することも大切です。
自分は1人で生きているのではなく、誰かとの関わりの中で生きているという認識を持ち、気持ちを軽く、心安らかに他者と関わっていくようにしてみてください。

世界は実態ではなく、関係に基づいて構成されている。

イタリア物理学者 カルロ・ロヴェッリ「世界は関係でできている」

4,感情的休息

  1. 人生は無意味で、本当の目的がないように感じている。

  2. 仕事も生活も、達成感がない。

  3. 無力感、絶望感、閉塞感、敗北感を感じることが多い。

  4. 自分の人生を終わらせようと思ったことがある。

  5. 私という個人が大切にされていると思うことがない。

  6. 私は時々、無感覚になり、何かを感じられるように痛みを伴うことをする。

  7. 自分の人生に満足していない。

  8. 食べ物、薬物、アルコールに安らぎを感じる。

  9. 生まれてこなければよかったと思うことがある。

  10. 人生という概念に苦しんでいる。

この項目に当てはまる方は、感情的な休息が不足しています。
点数が高いほど、自分の感情を吐き出す時間がなく、自分が他人に利用されている、常に高圧的に怒られている、感謝もされず理解もされていないと感じています。

現代人は感情を抑えることが多く(特に男性)、友人や家族にすら自分の本音を話すことができずに、感情的疲労が回復しないことが多くあります。

信頼できる友人や知人、家族に、自分の内面にある感情を聞いてもらう時間を作るようにしましょう。
アドバイスは求めてないけど、自分はこんな状況の時にこう感じたんだと人に話し受け入れてもらうことはストレス発散になります。
この話を聞いてもらう人は、友人でなく信頼できるカウンセラーでも誰でも大丈夫です。
この人になら自分の本音を曝け出しても大丈夫だと思える人に自分の感情を出して、共感してもらうという休息を取るようにしましょう。

5,社会的休息

  1. 社会的な状況を避けている。

  2. 家族や友人から疎外されていると感じることが多い。

  3. 自分を虐待する人を引き寄せる傾向がある。

  4. 親しい関係を維持したり、友人を作ったりするのが難しい。

  5. 自分だけが人生の様々な問題に苦しんでいると感じる。

  6. 対面での関係より、オンラインでの関係を好む。

  7. 一人でプロジェクトを進めるのが好きだ。

  8. ソーシャルメディア上の自分の姿は、実生活を正確に表しているとは言えない。

  9. 私は他人から孤立し、一人でいることを好む。

  10. もし今日、誰かに何かを手伝ってもらう必要があったとしても、誰に電話すればいいのかわからない。

この項目に当てはまる方は、社会的な休息が不足しています。
社会的休息は何かというと、家族や子供、恋人、配偶者、同僚など気心が知れた相手と良好な関係を維持すること、この人と長くいい関係を作れて維持できている状態のことを指します。

長く人といい関係を維持するためには、自分の考え方はもちろんですが、相手の考え方が自分にとってマイナスの影響を与えられていないかも重要となってきます。

自分も相手のために何かをしてあげたい、サポートしたいと思って行動し、相手も同じように行動してもらえていると、お互いに与え合える関係となり、人は良好な人間関係を維持でき、疲労が軽減したり回復することができます。

しかし、自分自身がやってもらって当たり前、愛を与えてもらって当たり前と感じていたり、相手がそのように感じていると、一方が奪われる関係となるために疲労が増加し、蓄積して、その人との関係は終わってしまいます。

人は人間関係において、エネルギー的に低いネガティブなエネルギーを持つ人といると疲れ、明るく活動的な人といると疲労が回復するという特性があります。
このタイプの疲労度が高い方は、人間関係に疲れて1人でいたいと感じていますが、1人でいることではこの疲労は回復しません。

自分のためを思って行動し、声をかけて支援してくれる人を探し、その人と長い関係を作っていくために自分も相手のためを思って行動する。思いやりと優しさをお互いに持った関係を作ることでこの疲労は回復します。
ぜひそういった方々を自分から探して、深いつながりを維持するようにしてみましょう。

6,感覚的休息

  1. 大きな音や明るい光に敏感である。

  2. 1日に4時間以上、コンピューターの画面を見ている。

  3. 自然食が嫌いで、味がないと感じている。

  4. 抱きしめられるのが苦手だ。

  5. 他の人が嗅ぐ香りには鈍感だ。

  6. コンサートや花火など、五感を刺激するような体験が苦手だ。

  7. 加工食品や甘い飲み物を欲している。

  8. 一日の終わりに目の奥の痛み、圧迫感、疲労感を感じることが多い。

  9. 性欲がなく、触られることを喜ばない。

  10. にぎやかな場所にいると不安になる。

この項目に当てはまる方は、感覚的休息が不足しています。
感覚的な疲労とは、例えば大音量で音楽が流れるコンサートや、人が多く集まる場所、突然赤ちゃんが泣いたり、人の大きな声で飛び上がってしまうような状態を指します。

この疲労を回復させるには五感の刺激を減らす、生活の中である様々な感覚的なインプットを減らす必要があります。

音楽などの音もかけず、スマホやタブレットの電源も落として、部屋の照明も落とし、静かな中で過ごす時間を設けて、脳への刺激を減らす(脳のダウングレード)が必要になります。
メールやSNSの通知も切り、自分の刺激となる行動や仕事と距離を置く(身を離す)時間を作りましょう。

どの休息にでも言えることですが、どのタイプの休息が必要かは各個人によってバラバラです。
仕事量やメッセージ量、活動量は他の人と変わらないか少ないと感じていたとしても、この値が高いということは自分は五感の刺激を和らげる時間が人より必要なことなんだと思うように心がけましょう。

7,創造的休息

  1. 自分のことより家族のことを優先してしまう。

  2. やることリストからセルフケアを省くことが多い。

  3. 私は自分のために何かをするために時間を割いているとき、私は利己的な感じ。

  4. 私は、自己破壊的なことをしたり、自分の幸福を妨げるような選択をする傾向がある。

  5. 自分の仕事に価値があるとは思えないし、他人が私の貢献を評価してくれるとも思えない。

  6. 私は都市部に住んでいる。

  7. 私は新しいアイデアを思いつくのが苦手だ。

  8. ほとんどの時間を家の中で過ごし、自然に触れる機会がほとんどない。

  9. 自分はクリエイティブな人間ではないと思っている。

  10. やる気がなく、インスピレーションを必要としている。

この項目に当てはまる方は、創造的休息が不足しています。
この値が高い方は、新しいアイデアが浮かびにくいと感じたり、グループでアイデアを出し合い、それをまとめる事(ブレインストーミング)が苦手だと感じています。

創造的休息は何かというと、アートや音楽など美しいものを見たり感じたりする体験を人生で取り入れたときに経験する休息です。
この美しさは大自然や動物の美しさ(自然美)でも現代アートや美術展示会、気に入った美術品を家の中に置く、オーケストラやオペラ鑑賞会、神社に行くといった人工美でもどちらでも大丈夫です。

自分の心の中で素晴らしいものを見た、圧倒されたといった畏敬の念や、すごいものを見てしまったという驚きの感覚を引き出す経験を人生の中で取り入れることで、新しいアイデア浮かびやすく、クリエイティブな発想を手に入れることができます。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

普段何気なく生活していると、休息=寝ると考えてしまうものですが、こんなにも休息に種類があったのかと驚かされますよね。
それだけ人間は複雑な関係性の中で生き、そして様々な要因によって疲れは引き起こされるということです。

社会人になると、仕事をし始め、結婚をし、子供が生まれたりすると、自分のことは二の次三の次となり、いつの間にか気を病んだり体を壊したりといった経験をします。

しかし、1番大事なことは自分の心身の健康だと私は思っております。
甘えではなく、自分はこんなにも疲れていたんだという客観的思考。
そして、どう改善すればいいのかという行動、学び。
様々な観点からの疲れの原因を探り、今日明日が活力のある日となりますように。
ぜひご活用いただければ幸いです。



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頭や首の疲労、やる気の低下、睡眠改善。
今回ご紹介した様々な疲労の回復にヘッドスパは効果的です。

この年度はじめのお疲れや頭皮のトラブルを改善したいと感じられる方は、ぜひお気軽にご来店くださいませ。
また、お困りごとなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。


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