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東京青山のアートフェス『水の波紋』を彷徨する/一日一微発見238

岡本太郎賞のグランプリを受賞して知られるようになった檜皮ー彦くんの作品や、SIDE-COREグループの松下徹くんやDIEGOがプロジェクト参加しているんで青山に行った。

ワタリウムがプロデュースしていて『水の波紋』という野外型のアートフェスティバルである。

この『水の波紋』は、ある意味では「フェス」の再演でもある。
1995年にワタリウムは、ベルギーのゲント美術館の辣腕キュレーター、ヤン・フートを招聘して青山のあちこちを使ってフェス『水の波紋95』をやったことがある。

フートは、現代美術における今や神話とも言えるキュレーション「シャンブルダミ」をオーガナイズしたことがあり、そのゲントでの実績をふまえて、形を変えて東京の青山で展開したのであった。それから25年以上の月日が過ぎ、東京五輪の文化振興の1プログラムとして、それは戻ってきた。

オリンピックも終わり(今日、選手村が閉じられた、と地下鉄に乗っていたらニュースが流れていた)、台風は去ったが、なぜか珍しい夏の長雨で、今週の天気予報はすべて雨マークだ。
空を仰ぐと真っ黒な雲に覆われていて、雨が霧のように降ってくる。これじゃまるで、『ブレードランナー』だね。

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