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森村泰昌の「ワタシの迷宮劇場」をさまよって/一日一微発見298

※noteのエディタの変更で記事が読みにくくなるかもしれませんがご容赦ください

森村さんとは、ずいぶん長くお会いしてないが、30年ちかく前に『花椿』誌の連載で対談させていただいたときのことは今も鮮やかだ。


対談とは限られた時間の中で起こる「事件」であって、僕にとって安全な作業ではない。

森村さんとの対談はそんなスリリングな体験の1つだった。


こう書き出したのは、先日、京都京セラ美術館で始まった展覧会、「森村泰昌 わたしの迷宮劇場」を見に行って、その会場で膨大なポラロイド写真を見たからだ。


それらのポラはもちろん「本番」の撮影のテストのために撮られたもののはずではあるが、写真がデジタル化(データ)した現在においては、ますます「モノ」としての存在感が強いし、実に「生々しさ」を保持している。

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