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介護に関わる全てのステークホルダーがハッピーになるサービスへ!

イチロウメンバーのインタビューシリーズ第23弾!今回は執行役員 兼 事業責任者の細川さんにお話を伺いました!

キャリアと仕事の価値観

ー これまでのキャリア含め、イチロウの動きや今後の展望などお聞かせいただきたいと思いますのでよろしくお願いします!まずはこれまでの経歴を教えてください。

社会人1年目は総合病院の作業療法士として患者さんにリハビリを提供していました。26歳で訪問看護ステーションに転職をし、そこで訪問リハビリ業務に携わりながら夜間の社会人大学院に通い始めまして、業務後に3年ほど通っていました。ここからカオス期に入るんですけど、27歳で共同創業者と会社を創りました。ちょうど結婚したタイミングでもあり、訪問看護のリハビリも続けながら、起業もして、大学院にも通うという・・・・文字通りカオスでしたね。

起業した会社は「POST」というリハビリ職向けのキャリアメディアをつくってまして、先輩セラピストのインタビューをしたりニュース記事を書いたり、イベント開催したりしていました(お陰様で10年経った今では業界No1のメディアになりました)。

30歳で退任した後、イベントで出会った医療法人のオーナーに声をかけてもらい転職しました。そこでは、医療特化の介護施設の立ち上げ・運営を担当する施設長になり、看護師や介護士のマネジメントを3年半ほど経験し、最後は医療連携部長として社内外の連携を強化する担当部長をしていました。

その頃からキャリアやマネジメント文脈での執筆依頼も頂き、今まで5冊ほど執筆しています。ですので経歴的には「医療・介護の現場ドメインが強く、キャリアやマネジメントに割と長けている人」と自認しています。


ー す、すごいな。。。

その過程で、色々セミナーや学会の講演に呼ばれるようになったり。そういった中で前職であるエス・エム・エスのエリア長の方に目をつけていただき、セールス未経験だったんですが「細川さんなら絶対大丈夫」と謎の自信を植え付けて頂き、セールス事業所長として入社しました。

エス・エム・エスではセールス組織のマネジメントに加え、カイポケという介護請求ソフトの販売や銀行とのビジネスマッチングやM&A案件を担当したりと、各所に適切なソリューションを提供するという業務をしていました。

そして、昨年3月にイチロウに入社しました。現場とBizサイドを行ったり来たりしながら色々やっているという感じですね。今振り返ってもカオスの先に、少しずつ得意な分野に収斂されていった感じです。

ー 確かに、カオスとしか言いようのないキャリアですね笑。ものすごい濃密なキャリアを積んでいらっしゃいますが、仕事の価値観や大切にしてきたことなどありますか?

1番大事にしていることは、自分自身の求められている役割の正しい認識と、自身の強みが発揮しやすい場所・ポジションを常に照らし合わせることですかね。あとは、課題が大きそうで誰も歩んだことがない未開の分野で解決策を見出したいという欲はありますね。天邪鬼なので、誰かが敷いたレールにのっかりたくないだけかもですが。笑
ただ、37歳になって酸いも甘いも経験してきて、究極、常に「最高の思い出作りができる」機会を得られるのはどっちだろう?というキャリアの軸はめちゃくちゃ大事にしています。今回の転職もそうした軸はブレていません。

仕事って基本的に憂鬱だし面倒くさいものじゃないですか(笑)。それと、できることだけやるのは仕事ではなく作業だと思ってまして。大きな課題に気づいてしまい、解決することが社会にとって大事だなと感じたならば、憂鬱だしめんどくさいことがあるかもしれないけど、どう攻略していけるかを考え、ゲームみたいに楽しみながら解決していくことが結果的に印象深い思い出になっていくと思うんですよね。

あとはB/S思考といいますか、年齢を重ねていくとともにどういうキャリア資産が自分に溜まっていくんだろうか?と逆算で考えることはしていました。これはキャリアの専門家(国家資格キャリアコンサルタントも取得している)としてもおススメしていることですね。

20代はとにかく量をこなしまくって誘われたら飛び込んで、30代に入って自分自身を客観視して意思を持って選択・決定をしつつ、新しいことへチャレンジ。それで、30代後半の現在は色々強み・弱みがわかってきたので、明確に強みを活かせる場所を選んでいますね。同時に、知らず知らずのうちにコンフォートゾーンに陥りがちで老害になってしまう年齢なので、新しいチャレンジは常にし続けようとしています。そう考えると、年齢という変数を割と意識してきたかもしれませんね。

ー なるほど〜。聞いていて純粋な疑問なのですが、色々動いてきた中で、やってられないな、投げ出したいなと思うことはありましたか?

語弊を招くかもしれないですが・・・常に投げ出したいです笑。

僕は基本的に面倒くさがりなんです。でも前提、挑戦し続けること=めんどくさいことをクリアしていくことだと思っていて、仕事は思い出作りというスタンスにたつと、印象深い思い出づくりってめんどくさかったり、しんどかった先に、達成したりうまくいかなかった瞬間に訪れるものだと思っているので、その一瞬のためにやれています。うまくいかないことも振り返るといい思い出になります。笑

なので基本仕事においてストレスはないですね。仕事用にモードを替えていると言うか、ある意味で自分が担う役割を真っ当するキャラに憑依するので、そうした使い分けができる部分では器用な人間かもしれません。逆にいうと創業者の方達のように一貫してパッションをもち続けることは自分にはできないので、水野さんはじめ創業者の方は心から尊敬しています。


ー あ、そうなんですね!勝手なイメージでゆくゆくは起業などを目指されてるのかなと思ってました。

意欲がありチャレンジしている人を応援したりリソースを提供したいという意味では創業者のケイパビリティはないと感じています。なので、自分から情熱を持って何かをやる漫画の主人公にはなれないんですよ。なんというか、なんか熱くなっている自分に対して冷めちゃうんです。

なので、そういった創業者の参謀として伴走するスタイルが自分には合ってますね。なんかすごい取っ付きにくい、難しい人みたいになってません?笑。


ー そうですね笑 あ、いえいえとても興味深い話です!!!仕事選びの軸がすごくしっかりある印象を受けましたが、そんな細川さんのイチロウ入社のきっかけはなんだったんでしょう。水野さんとは元々お知り合いですよね?

医療法人時代に講演会にお呼ばれしたんですが、そこに水野さんが聴講者として参加してくれていたのが最初の出会いになります。6年、7年くらい前ですね。そこから3年後ちょうど僕がエス・エム・エスに移った時に、挨拶がてら渋谷の事務所に水野さんを訪問して、そこから月1で業界の情報交換していくようになりました。その後、自身が次のチャレンジを考えていた際にお誘いを頂き、昨年3月に入社した感じですね。

入社のきっかけは水野さんの人柄と熱さ、業界への解像度の高さ、それに自身でも感じていた介護業界の大きな課題に小手先ではなく新しいルールメイクから根本的に解決しにいこうとしている課題の切り口に共感したのが大きい動機でした。
僕も医療・介護畑の人間なので、既存の保険制度の限界を感じています。日本の家族形態や人口動態の構造変化に制度が追いついておらず、既存の保険外ニーズの高まりを現場を知れば知るほど感じています。個人としては、そういった市場の変遷のタイミングで関われるのは新しい思い出づくりの場としては最高だなと思った背景もあります。

水野さんのすごいなと思う点は、明らかにストレスがかかっている場面でもいつもニコニコして、柔軟に対応されているように表面上見えているんですが、中身はめちゃくちゃマッチョ思考で。笑 
創業社長なので当たり前といえばそうなのですが、会社全体も水野さんカラーが浸透していて、とにかく心理的安全性が高く、互助の精神に溢れているというか。そういったことがナチュラルにできているのが会社として魅力だなと思います。

もう一点、水野さんと自分のケイパビリティが明確に違うなと思ったことも入社の大きな決め手です。セールスや組織マネジメント、外部アライアンスや繋がり作りなどは私は得意領域で、その点をイチロウという会社を客観的に見た時に活かせそうだなと思ったのもありますね。偉そうですが。笑

ー 互いに補い合っていてすごい良い関係値ですね。

今とこれから

ー 現在細川さんは執行役員 兼 事業責任者として多岐にわたる業務を担当いただいていますが、具体的な役割や業務内容を教えてくれますか?

一言で言うと実行部隊を作っていますね。今は水野さん主導で様々なデータを軸に上位の戦略を一緒に作っているんですが、自分はその戦略の証明をしていく役割。実行部隊として業務の執行を責任持ってやっていくという役割
です。


ー 上流から下流まで責任者として担当されていますが、働いていてどんな点に魅力を感じますか?

そうですね、介護業界は「介護保険」がすでにあるという点で難しさもあるんですが、保険内の課題を明確にした上で、保険外のマーケットを一から作っていくという点に魅力を感じますね。難しさはもちろんありますが、誰も登ったことのない山を登っている感じで、新鮮さを感じています。

日本の新しいインフラとしてどう根付かせるか、産業として発展させるかを業界では”亜流”とされている保険外領域を軸にどう主流に持っていくのかを設計できるのは刺激的ですし、保険に縛られない仕組みだからこそ、本質的なモデル・仕組みを追及できる。これが保険外からアプローチできるのが楽しいです。


ー なるほど〜確かに保険外の領域はまだ証明されていない中でイチロウのサービスがどんどん成長できる楽しさがありますよね。今後も採用には力を入れていく予定ですが、どんな人と働きたいですか?

まずは素直で誠実な方ですかね。あとは今の介護の現状に何かしらの課題感を持っている人が良いですね。介護の仕事に携わる人だけではなく家族の介護体験でもいいし、ソーシャルイシューとしての課題意識でも良いんですが、そういった課題感を持っている人は僕らとシナジーがあると思います。

あとは挑戦が好きな人、失敗を恐れずにチャレンジしたい人も歓迎です。スタートアップは特にチャレンジの繰り返しだと思うので、今あるものに対して変化対応しながら最適な解を模索していくという工程をチームで楽しめる人が良いなと思います。


ー 確かに、1年の間だけでも変化が目まぐるしいですよね。ありがとうございます!細川さんが見据えるイチロウ今後の展望や、特にチャレンジしたいことはありますか?

僕たちは今、保険外サービスのマッチングを提供していますが、ゆくゆくは保険内とうまく融合したサービスにしていきたいと思ってます。同時にケアパートナー(介護職)の方々の可能性を広げるプラットフォームを作っていきたいとも考えています。保険外なので枠組みに囚われずチャレンジしてし、培ったノウハウを保険内に活かしたいです。

最終的にはインフラとして当たり前に使っていただけるサービスにしていきたいですね。介護に関わるあらゆるステークホルダーがハッピーになるようなサービスに必ずします。


ー 介護のインフラに。良いですね!では最後に今後のメンバーに一言お願いします。
社会全体の構造が変わり行く中で、新しいルールメイクをしていくことはどの業界においても喫緊の課題だと思っています。テクノロジーの進化や働き方改革など良い意味でのイノベーションが起きている中で、我々も新しい波を介護業界にもたらしたいと考えています。

自分の家族や子供たちなど、後世に対しても誇れる新しい社会のインフラを作っていきたいと思っているので、ぜひ僕たちを信じてチャレンジしていただきたいと思っています!


ー 細川さん、ありがとうございました!