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銀行員からの転身!直感を信じて、心躍る方へ。/株式会社CORELILY泰道ゆりかさんのはじめの一歩/ICOREマガジン#1

誰にでも、はじめの一歩がある。

今を輝くあの人が、どんなプロセスを経て自分らしい生き方を実現していったのか、その”はじめの一歩”にフォーカスしてストーリーを紐解く連載企画!

第一弾は、Webデザイナーでもあり、株式会社CORELILYを経営されている泰道ゆりかさんにお話しを伺いました。現在は3冊目となる著書も出版!銀行員時代からは考えられなかった「今」を、どう自分らしく生きてきたのか。そのストーリーを伺いました。

1.会社員時代

「安定」を手放すことが怖かった


━現在Webデザイナー、講師として幅広く活躍されているゆりかさんですが、最初から独立願望はあったのでしょうか?
全くなかったです!今でこそ”自分らしく生きる”ことを発信していますが、私はもともと安定志向で、敷かれたレールの上を歩くタイプだったんですよね。良い学校に通って、良い企業に勤めて。そうやって世間から評価されたいと思っていたので、大学卒業後は銀行に就職しました。『会社を辞めるなら寿退社かな』と考えるほど、自分から会社を辞めたいと思ったことは一度もなかったですね。

━それは意外です!では、何がきっかけでフリーランスの道を歩むことに?
実は、入社して3年が経った頃、体調を崩して働けなくなってしまって。”自分にこの仕事は合わないな”ということに入ってから気付いたんです。よく考えたら、自分の強みを活かせる仕事かどうか全く考えていなかったので当たり前ですよね(笑)でも、”安定した仕事を辞めたくない、手放したくない”って我慢し続けているうちに、急に声が出にくくなってしまって。営業職なのに、致命的ですよね…。それまで健康体で生きてきたのにと思うと、余計にショックでした。3ヶ月、とかかな。休職をすることにしたんです。

━退職ではなく、休職を選んだんですね。
そんな状態になっても銀行員を辞めたくなかったくらい、手放すことが怖かったんです。治療のために通っていた病院の先生から「一生治らないかもしれない」と言われても、職場の上司から「続けることも大変だと思う」と言われても、”家族や、周りのみんなからなんて言われるか分からない、嫌だ”って思って。でも、私の様子をずっと見ていた母が「身体を壊してまで仕事をする必要はないから、無理して続けなくて良いんじゃない?」って言ってくれたんです。自分のなかでは納得いかなかったけど…身体が悲鳴を上げていたから、本当に泣く泣く辞めることにしました。でも、ここが”自分らしく生きる”ためのスタート地点だったんですよね。

━今でこそ、当時のことを笑いながら話されていますが、退職した直後はどんなお気持ちでしたか?
そうですね…。当時は実家暮らしの25歳ニートで、自分にとって人生のどん底期だったと思います。でも、働けなくなったことがきっかけで、初めてちゃんと自分の人生に向き合わないといけないなって真剣に考えられたんですよね。周りの評価とか関係なく、自分を大切にしながら会社や環境に縛られないで働きたいって考えるきっかけになりました。

━周りにある”正解”を求める視点から、”自分の望む生き方”という内面に目を向け始めたんですね。



2.はじめの一歩

時代は手に職!始めたのは…


━今でこそWebデザイナーの印象が強いゆりかさんですが、最初からそのお仕事には興味があったんですか?
それが、当時はWebデザイナーという仕事があることも知らなかったんです。私の場合、本当になにも分からない状態から探し始めて、1番最初はこう考えていました。

自分の好きなことを仕事にしたい!
→「好きなことってなんだろう🤔?」
→「そういえば、毎月ネイルに通ってるな💡」
→「私はネイルが好き!スクールに通おう!」

とりあえず行動したくて、とにかくやってみる!精神だったんです。それこそ、「ネイリスト」とか分かりやすい肩書が欲しくって。初めは、自宅でネイルサロンを開くつもりで、スクールに通ってプロの資格まで取ったんですよ!…でも、没頭してやり抜いた結果『自分はされるのは好きだけど、人にするのはちょっと違うな』とか、違和感を覚えて。その時にやっと、”好きだけでは仕事にならないんだ”って視点が変わり始めたんですよね。


━「好きが仕事にできる!」と思って突き進めた先で”違うかも”と感じた時、さぞ落ち込まれたのでは…。
もう絶望でしたね!(友達にネイルの練習に付き合ってもらっていたし『私、ネイリストになるから!』って周りに宣言していたので。好きだと信じて投資した高い受講費、半年間という時間もかけた上に、人も巻き込んで。”それでも私は失敗するのか、恥ずかしい”って気持ちが大きかったんです。でも、どうしても違和感が拭えなくて。『まだ好きかもしれない』自分にそう言い聞かせてズルズルと続けたけれど、その感覚が徐々に確信に変わったタイミングに、また新しい”好き”を探し始めたんです。

━1つ疑問なのですが、一度「これだ!」と突き詰めたものを手放して新しい挑戦をすることって、勇気がいりませんでしたか…?
もう、おっしゃる通りで!Webデザイナーのスクールに通う前の葛藤も、まさにそれでしたね。そもそも最初は「Webデザイナーになりたい!」ではなかったんです。自分の過去の経験から”得意そうかも!”って、点と点が線には繋がったものの、ネイルほど好きなのかは分からない感覚で。それに、すでに他のスクールで高いお金を払ったのに仕事に結びつく結果が得られなかったという”失敗”が沢山あるから、すごく悩んだんですよね。

━失敗を繰り返したくないという思いが強かったんですね。
そうなんです。でもその時、母が背中を押してくれて。「昔から絵を描くことが好きだったから、Webデザイン合うと思うよ。どうせ失敗したって、いいじゃん!」って。その言葉をきっかけに、やってみようって決めたんです。あの時がなかったら今の私はいなかったですね。

━お母様の応援が、また新たな一歩を踏み出すきっかけになったんですね。
この経験があっての今なので、きっかけは本当に何でもいいって思います。やってみないと分からないことなんて沢山あるし、私のように、誰かの応援がきっかけになってやってみよって思えたりしても良いんですよね。

(写真:イベント登壇の様子)

3.進み続けた現在

大切にしているマイルール


━様々な過程を経て、近年さらに活躍の幅を広げていかれているゆりかさんが、”今”自分らしく生きる上で大事にしているルールなどがあれば教えて頂きたいです。
マイルールですよね!私が今大切にしていることは3つあります。

1.直感を大切にすること
2.自分にも人にも誠実であること
(嘘をつかない)
3.自分がワクワクするか、心が動くかどうか

この理由には1つのエピソードがあって。実はWebスクールに通っていた時、未経験からそのままフリーランスになるのか、転職するのか迷ったんですよ。当時28歳だったかな。いざ卒業が近くなった時に、”未経験から異業種でフリーランスって、本当になれるのかな?”って不安になって。

その時、スクールの転職サポートをして下さっていたエージェントさんに言われたんです。「絶対一回就職して経験積んだ方が良いよ。フリーランスにはいつでもなれるから」って。そうだよねって、すごい思って。私も、働きながら学べる環境で実績を積んで、確信が持てた時にフリーランスになるのが”一般的”だと思って、履歴書まで書いてたんですよ。でも、書いてる途中に筆が進まなくなってきちゃって。頭では分かってる。けれど、心が動かない経験をしたんですよね。銀行員時代、体調を崩すくらいすごいつらい思いをした。あの日からここまで『好きなことを仕事にしたい』って頑張ってきたから、自分の気持ちをなにより大切にしたいって。

━自分の本当の願いに気付いたんですね。
そうなんです。今まで一般的な選択を重ねて失敗してきたから、今度こそ”自分らしく生きたい”と思ってフリーランスになる選択をしました。その結果、今日まで一度もこの選択を後悔したことはなかったです!むしろ、あの時あの選択ができたということが1つの自信になっていますね。

4.一歩先の学び

”違うかも”を信じてよかった!


━自分の生き方を大切にすると決めてから、その後の選択に後悔がないと言うゆりかさんの在り方にすごく勇気づけられました。一歩進んだからこそ得られた学びや、やって良かったことはありますか?
マイルールの3つにも共通することですが、”違うかも”と思った時に、無理に続けないってことが大事だと思っています。仕事は、世界を広げてくれる手段。だから、手段ベースで考えるんじゃなくて、やりたいことベースで「こういう生き方をしていきたい」を軸に、いくらでも変えていって良いんじゃないかな。

そうやって自分で意志を持って選択する。その自分の選択の積み重ねが自信になったし、直観力も鍛えられたように感じます。私自身、これからももっと直感に従って世界を広げていきたいと思っていますし、それが好奇心の塊の私らしいなって思いますね。

5.これからの進む先

垣根を越え、もっとクリエイティブに世界を広げたい。


━最後に、ゆりかさんの現在の目標などあれば教えてください。
そうですね、会社としての具体的な目標はもちろんありますが、個人で言うと大きな目標って実はなくって。この1年、出版に携わらせて頂いて”世界は思っているよりずっと広い”と気付かされました。今自分に見えている天井が低いんだろうなと思ったからこそ、制限されずにというか、もっと直感を大切に生きたいなと思ったんですよね。

変わらない想いとしては、どんな時も自分が”今”大切にしたいことが大切にできる自分でいたいっていうのと、家族や大切な人たちと共に人生を楽しみ尽くして生きていきたいって思っています。

━Webデザインという手段にとらわれず、もっと自由に、クリエイティブに世界を広げていく。そんな好奇心に溢れたゆりかさんだからこそ、これからのご活躍も楽しみです!貴重なお話をありがとうございました!

泰道ゆりかさんのHPはこちら🕊


あとがき/インタビューを終えて…


『人生全てがコンテンツと良く言われるけれど、本当にそうだなって思いますね。』そう満面の笑みで話すゆりかさん。安定志向ゆえに、挑戦すること、失敗することが人一倍怖かった。それでも、それを上回るほどに”自分らしく生きたい”という心の声に忠実に生きられるようになった裏側には、自分らしく生きることを諦めなかった強い覚悟と勇気があったことを知りました。『私にできたんだから、できるよ。』いろんな場面で、そのメッセージを伝え続けている、ゆりかさんのその言葉を直接聞いた時、インタビューをさせて頂いた私までもが勇気づけられました。自分の選択次第で、人生はいつからでも変えていけるんだなと。

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インタビュアー/記事:廣田彩乃(Ayano Hirota)「今ここにいるひとりひとりの 今ここにある想いをつなぐ」という理念のもと、インタビューライターとして活動中。人やモノ、サービスに込められた”想い”にフォーカスしたストーリーを、届けたい人、未来につなぎます。Instagram

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