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【理屈と膏薬】新年度の勢いを頼って

「理屈と膏薬」は、屁理屈をこねにこねまくるエッセイです。


気づけばもう3月中旬です。「1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。」とはよく言ったものですね。毎年のように思っていますが、本当に月日の流れが早い。ついこの間、新年を迎えたと思ったら、今度は新年度を迎えようとしています。

4月からの新年度を気持ち良く迎えるために、最近職場の机を掃除し始めました。仕事を終えてから帰るまでの10分程度、引き出しの奥に溜まったホコリを集めたり、パソコンの手垢を拭いたりしています。

私は特に潔癖性というわけでもないため、普段は汚れが目立たないと掃除をしません。そもそも掃除はあまり得意ではないのです。ただ、自分の中で新年度という区切りは思ったよりも意味を持っているようで、コツコツ掃除をしています。

とまあ、掃除を始めてみたのですが、思ったより汚れが少ない。それもそのはずで、12月、新年を迎える前に掃除をしたばかりなのです。

新年や新年度という区切りは、普段は億劫なことでも、やってみるか! という気持ちにさせてくれます。この勢いを利用すれば、苦手な掃除も頑張れます。

では、次に机の掃除をする気になるのはいつでしょう。4月が終われば次の区切りは・・・1月???

そうです、1年のうち、行動を後押ししてくれる時期が、前半に偏っています。もちろん、365日いつでも思い経ったときに行動できるのが1番です。でもやっぱり、何かするにはきっかけがほしい。

1年のうちもう1回くらい区切りがほしいなと思うわけです。その方がいろいろなことに挑戦できますし。あとは、学校特有の新学期を頼るしかないか・・・。


今、目の前にダンススクールの会員証があります。去年、いっちょやってみるかと、ダンススクールに入会しました。もともと大学時代にダンスをしていたので、趣味のスキルアップになるかなと。ですが、レッスンは平日の夜。最初の何回かは頑張っていたのですが、だんだんと忙しさに怠けて行けなくなりました。

時は過ぎ、気づいたら年末。1月から通い始めるぞ! と決意したんです。決意したんですけれど、気づいたら年度末。4月から通い始めるぞって感じ。

でも、これを逃すともう今年は区切りがないのです。でも、年度初めは忙しいしなぁ。

いやそもそも、やる気を起こしてくれる時期が1年の前半に偏りすぎなのよ。もう少し後のこと考えなさい。

と、1年の区切りに文句を言いながら、自分の意志の弱さを保っています。


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