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「星の王子様」を読んで

こんにちは。ふぱです。
今回は「星の王子さま」を読んだ感想を書いていこうと思います。
まずこの本ですが、「君の膵臓をたべたい」という小説の中に登場し、小さい頃読んだきり内容を忘れてしまっていたので、もう一度読んでみました。

この本はとても詩的で、多分何回読んでもサン=テグジュペリさんの言いたいことは完全に理解することはできないと思います。

そのため本当に短く、とても主観的に感想を書きたいと思います。

まず感じたのは子供の発想への憧れです。
物事を損得無しで、本当の意味で平等に見ることができるのは、おそらく子供だけなんでしょう。

私も成長するにつれ、人の顔色をうかがい、人の価値観に合うように自分を閉ざしていってしまっているのを感じました。

仕方のないことですが、とても寂しいような気持ちになりました。

しかし、この物語を通して得られた(思い出せた)ことがいくつもあります。

誰にでも好かれる必要はないんだ。
ある人とって、自分はかけがえのない一人で、計り知れない価値を持っているんだ。
そんなことを教えてくれた本でした。

インターネットで無数の人が繋がる社会、自分の価値が集団の中でわからなくなってしまう社会。

そんな中だからこそ、代わりのいない自分を必要としてくれる。
何十億人の中から自分を選んでくれる人を大切にしたいと思えました。

余談ですが、「君の膵臓をたべたい」の春樹もこの本で救われたのではないかと思います。
合わせて読むととても面白いと思うのでぜひ読んでみてください!

思ったよりも長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

「花のときとおんなじなんだよ。どこかの星に咲いている花が好きになったら、夜の空を見ることが嬉しくなる。全部の星に花が咲く」

星の王子さま
池澤夏樹・新訳






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