ワクチン接種で景気は回復するのか

世界的にワクチン接種が続々と進む中、日本は遅れているという現実があります。その影響もあり、欧米に比べて日本の景気回復は遅れています。

直近の日本の景気回復動向

4~6月も景気回復弱く 接種進む米欧と格差鮮明:日本経済新聞

上記記事の通り、日本は欧米に比べ著しく景気回復が弱いです。
民間エコノミストによると4ー6月のアメリカのGDP成長率は前期比年率で10%が見込まれるなか、日本はほぼ横ばいの0.2%の予想だそうです。
緊急事態宣言の影響もまだ続いており回復に転じるのは7月以降にお預けですね。

7月以降に景気回復できるのか

賃金回復、力強さ欠く:日本経済新聞

上記記事の中で、21年夏のボーナス調査では平均支給額が前年比3%以上減るとも報じられており、この夏の消費動向は控えめな傾向に留まるかもしれません。
しかし、巷では自粛疲れや、飲食店の休業の限界など前向きなニュースではありませんが、変化が生じてきているように感じます。ボーナスが減るからといって消費活動が抑えられるかは慎重にうかがう必要がありそうです。ただ、大数的には控えめと見ていてよいのではないかと私は判断しています。

株式市場ではどうか

対して株式市場ではワクチン普及による景気回復期待が折り込まれてきています。
その点から見ると先回りでサービス・消費関連株に手をつけるのも悪くない気がしています。
一方で、海外の景気回復の影響により、原料価格や運送費などが値上がりしており、製造業は厳しい環境にも思えます。半導体が取り上げられていることが多いですが、それらも含めて材料の価格が上がったときに、回復の遅れている日本が、海外との調達争いに競り勝てるのかが重要なポイントとなりますね。

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