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趣味人Vol.7「ダイビング」

趣味を通じて、糸魚川という場所の魅力を伝えるシリーズ「趣味人」。

 海で思い浮かぶ趣味は多々あると思いますが、今回はダイビングを取り上げます!「日本海でダイビングできるの?」って思った人は多いはず。

 書き手自身、海無し県で育ち全く泳げないので水に関する趣味の知識は全くありません。美しい海で有名でダイバーに人気のあるエジプトのダハブって所を訪れた際も、一歩も海に入らず海沿いのカフェで地元の人と一日中バックギャモンに興じ、そこで出会った世界中のダイビングスポットを回っている人が一番と評価していた小笠原諸島に住んでいましたが海には全く入っていません(笑
 ダイビングと言えば暖かい所で鮮やかなサンゴや魚のイメージがあり、冷たい印象を受ける日本海でのダイビングのイメージは全くありませんでした。だからこそ「糸魚川にもダイビング出来るところがあるよ!」と聞いたときは衝撃をうけました。だからこそ、知ってもらいたい!

そのダイビングスポットのある場所は・・・「親不知」

知らない人には読めもしない「親不知」
親知らず子知らず
と聞くとわかる人もいるかもしれません。
親不知(おやしらず)と読みます。

まずは親不知(おやしらず)って場所を知ってもらいたいので説明します。

場所は新潟県の端っこ。富山県との県境に近い所にあります。
 正式には親不知・子不知(おやしらず・こしらず)といい、日本海の海岸の断崖絶壁に沿って狭い砂浜があるだけで古くから交通の難所として知られていました。かつての旅人は、この断崖の下にある海岸線に沿って進まねばならず、古くから北陸道の最大の難所だったそうです。波間を見計らって狭い砂浜を駆け抜け、大波が来ると洞窟などに逃げ込みながら行き来してたそうですが、途中で波に飲まれて亡くなる方もいたそうです。
 親不知・子不知(おやしらず・こしらず)の由来は所説あるそうですが、上記で書いたように断崖と波が険しいため、親は子を、子は親を省みることができない程に険しい道であることから付けられたそうです。

ここが当時の道です。左に見える岸壁沿いを進みます。

 今現在は国道8号、北陸自動車道、北陸新幹線、北陸本線と鉄道、自動車共に交通が整備され、安全に通り抜ける事ができ、晴れた日には能登半島も望める風光明媚な景勝地でもあります。


さて、ここからが本題のダイビングスポットの紹介です。

 調べたところ親不知にはビーチエントリーのスポットが3か所、ボートエントリーのスポットが5カ所あるようです。親知らずの海の特徴としては、冬場は海が荒々しくシーズンからはずれますが、春先から秋口までダイビングを楽しめるようです。翡翠も拾えるポイントなので、潜っている時に見つかるかもしれませんね。

親不知海岸
曇天でも透明度の高さがわかります

 自分で潜れないので体感はつたえられませんが、親不知の海中動画を載せておきます。ダイビングスポットがあると教えてくださった方の撮影で許可もいただいています。他にも興味深い動画をあげてらっしゃるので、良かったらご覧になってみてください。


ダイビングショップ マリンサービスバディ

今現在、糸魚川をホームにしているダイビングショップは無いようですが、以前に親不知をホームにしていたショップさんみたいです。今現在は糸魚川市のお隣富山県の宮崎海岸をホームにしておりますが、詳しいと思いますのでご相談してみてはいかがでしょうか。

親不知交流センター まるたん坊

親不知海岸近くにある宿泊施設です。宿泊のオプションメニューですが体験ダイビングもあり、親不知漁港で水揚げされた海鮮も味わえて、一日中親不知の恵みを楽しめます。

後書き

親不知の他にも日本海にはダイビングを楽しめるスポットがあります。全く未知の趣味でしたが、調べていくうちに海中の美しい景色を見られるのは素晴らしいと感じました。暖かい時期はダイビング、寒い時期はスキーやスノーボードへ市街地から30分程度でいける糸魚川。なかなか、そんな場所は無いと思うので、ぜひ遊びにいらしてくださいませ。


前回の趣味人は「雪遊び」
良かったら、こちらも見てみてください。

糸魚川に住みたくなってきたら、こちらへどうぞ!