散歩証明写真は『貯筋』にならない
『貯筋』のために、体力をつけるために毎日歩こう、と決めたのは3月半ば。
できる日もあり、寝坊や雨で歩けない日もあり。
そうだ、散歩の途中で見たものを写真に収める楽しみがあれば続くかも。
思い立った日の朝からスマホ持って歩きます。
春ですから、住宅街でも小鳥の声がピーチクパーチク。
家のそばの川の手すりにはコサギが止まり。
キャベツなのか、菜の花なのか、畑の端には収穫忘れの野菜たち。
のんびりとした田植え前の田んぼの風景。
みかん、金柑、成るがまま。
春ですねぇ、蓮華も咲いています。
鳥は声はすれども、スマホを向ける前に飛び立ってしまう。
写真に残せたのはアオサギとコサギだけ。
電線のスズメ、椿の花に向かうヒヨドリ、道を横切るセグロセキレイ。
ピーチクパーチクリーリーリーイ、と鳴くひばりは空のむこう。
昔話では、金貸しのひばりは神様にお金を貸して返してくれず、利子と元本を返して欲しいがせめて利子だけでも返して欲しい、と空に向かって
「利くれ元くれ、利くれ元くれ、利、利、利、利-」と鳴くんだとか。
そう、見たもの見たもの、写真を撮るために立ち止まっていたので時間の割に歩数が増えない。少し汗ばむくらいにワンコを引き連れて早歩きをするはずなのに。
『貯筋』のための散歩、ウォーキングでは、綺麗なものは目にとどめてるだけにいたしましょう。写真を撮るために立ち止まっていては『貯筋』にならない。
散歩の感動は目と体で感じるだけでいい。
何でも残せばいいものじゃない。
写真は『貯筋』にならない。
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