あなたが子供を育てているか、或は自分自身の価値を向上させようとしているかに於いて、
あなたが誰であるかとあなたが行うことの関係は重要です。

あなたが親、祖父母、或は自分自身の自尊心を構築しようとしているかにより、
自分の価値への感覚を自分の行動から分ける必要があることを認識するのは重要です。

この場面を想像して下さい。

『３歳の子供が、
　「お母さん、僕のこと好き？」
　　と、繰り返し尋ねます。
　　毎回、母親は、
　「もちろんよ。」
　　と、答えるのです。
　子供は母親の手をとり、壊れた花瓶や散らかったおもちゃの所に連れていき、
　訝しげに母親を眺めるのです。』

ここでは小さい子供、まだ３歳の子供ですが、
私達の誰でも尋ねることが出来る、最も精神的に深い質問の一つを尋ねています。

「私の愛される能力は、私がすることに関係しているのか。
　私は自分の行動と同様なのか。」

という質問です。

私達の回答は、年齢に関係無く、同様なものでしょうが、

「全くそんなことは無い。」

というものでしょう。
この点が重要なのは、誇張することが出来ません。

自分の価値を向上するには、友好さを維持し、その人物を尊重する様な態度で、
私達が応答することが不可欠です。

この事は、子供が失敗した時に、子供に対して、「悪い子ね。」と言わないことです。
そして、自分達がして欲しい様に子供がした時に、「何て良い子なの。」と言わないことです。
その代わりに、その行動をただ称え、子供を抱き締めることです。

同様のことを自分自身を扱うのにも行うことです。
覚えておいて欲しいのは、あなたの行動が、あなた自身よりも大切であるという様な、
単純なものでは無いということです。

ルー・タイス