商人魂(繁盛事例):鉄道マンを夢見た少年は、「電車パン」を作る職人になった!
電車の運転手になりたい。
少年の頃、そんな夢を持った人はたくさんいます。
京都府宇治市のパン屋さん
「ぶんぶん」の店主もそのひとり。
父親が国鉄職員、兄がJR職員という家庭で育った店主は、
子どもの頃から電車の運転手に憧れていました。
しかし、当時は「目が悪いと電車の運転手になれない」
という規定があり、進路を考え始めていた中学生の時に、
断念せざるを得ないことに。
悩んだ末に、少年だった店主は頭を切り変え、
パン職人の道を目指すことにしました。
夜間高校に通いながら、京都にあるパンの名店で修行。
16歳からパン作りや商品企画を学び、32歳で独立。
苦労しながらも、地元のパン屋さんとして、
人気店へと成長しました。
ある日のこと、
お客さまである鉄道会社の運転手さんから、
「イベント用に電車のパンを焼いて欲しい」という
依頼が舞い込みます。
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