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中津村開拓日誌・第8号-1(2001年11月発行)

パンパカパ~ン!
梨の木に、実が成りました!。

苦節40年……いやいや木を植えてまだ4年しか経っていません。

花を咲かせたことは前回お知らせしましたが、
本当に実が成ったのです。

10個。少しずつ少しずつ大きくなっていきます。

このまま育つだろうか、動物に捕られないだろうか、
通りがかりの人が盗まないだろうか、
嫁はんが黙って食べないだろうかと心配で心配で。

見守っている間に、なぜか実を落としたものが2個。
落ちて腐っていました。

風のしわざか、翔馬のしわざか。

その後なかなか大きくならないので、
これで終りかと思い、1個味見をしてみました。

やや甘いけれど、もう少し置いておくことに。

残りは7個。
ある日、食べかけたあとのある1個が地面に。
どうやらカラスのようです。

このぉ~どろぼう猫め、
いや、カラス野郎、いや、メスかもしれない。
ん~、どっちでもいい。
バカガラス!

そして1個は行方不明。
お~い、どこへ行ったんだ。
お母さんの元へ帰っておいで! 私は、お父さんだ。

これぞ「なし」のつぶて、てか 。
あ~はっはっは。

面白くなければ笑わなくて結構。

残りは5個となりました。

結局大きくなりませんでしたが、甘さはまあまあです。

1個をお隣さんにおすそわけしたら、
初物だからとお仏壇に供えられました。

そんなにしていただかなくてもいいですのに。
見た目も悪いし、恐縮です。

来年は、大きな実をつけるんだよ。

そうそう、実が成った後で知ったのですが、
梨は自分の花粉では受粉しないそうですね。

別の木を近くに植えて、
その花粉を人工で梨の木に受粉させるのです。

うちの木が実ったのは、田舎で虫が多く、
たまたま花粉を運んで来ただけのようです。

自然はすごいですね。
来年までに別の木を植えようと思います。

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