マネする必要はないけど。知っておきたいテレビ的な撮影の基礎

テレビができて70年くらい。
ですが、
いまのテレビの基本形ができたのは
体感でいうと、30年前くらい。

電波少年的なものであったり、アド街的なものであったり、
ズームイン朝とかめざましテレビ的なものであったり、
どれもこれも30年前くらい。きっと。たぶん。

ちょうどそのころに、さまざまなルールが決められてて
そのルールにのっとってなかったら、
結構、上の人は文句をいいガチ。

若い人からすると
「ふるっ」「ださっ」と思うかもしれません。

でも、でも、で~も
実績(歴史っていうほどじゃない気がする)に
裏打ちされたルールは
マネしなくていいけど、知っておいた方がいい。

基本を知らないと
進化は、しにくいので。

あと、前を知ってからの方が
成長は圧倒的に速いので。

ちゅうわけで、ここからは
テレビ的な撮影の仕方について。

※一般の人が読んでも、きっと、その後テレビの見方が変わって
 面白くなる、はず。

どうでもいいけど、きょうは勝手に全部が太字になる
なんだこの設定

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ずっと書いてますが、簡単な自己紹介・・・

(読まれた方は吹っ飛ばしてください)


私は、フリーランスなのに、日テレの番組の総合演出をしています。

普通、総合演出は局員か、大きな制作会社の上のディレクターがやるので
相当、珍しいパターン。
それなりにいろんな経験をしてきたので、そこが評価されているのかなぁと。
そんな経験を活かした、映像制作に必要なノウハウをまとめたnote。
番組の若手のために書くけど、それだけだともったいないから
公開します。

テレビ番組の作り方って、マジでマニュアルになってなくて
基本、全てが口伝です。本にもなっていません。
※それだけにいろんな手法があって、バラエティに富む番組があるのだと思いますが。
なので、業界の若いディレクターにとっても、貴重な気はしております

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テレビは、超”より”が好き

映画、YouTube、広告、
なにと比べてもいいですが、
圧倒的にテレビは、よった映像(クローズアップされた映像)が多い。

もし、あなたがテレビ的な何かのクリエイターになるのであれば
この”より”の画をマスターした方がいいです。

で、なんで
”より”が多いかというと、わかりやすいから。

余程のことがない限り、

テレビ番組は1回だけしか流れなくて1回だけしか見ない

と想定してつくっているので
ぱっと見わかりやすいが最優先されて作られています

しかも、毎分視聴率という、
分刻みでどれくらい見られているか?をきにして作っているので
わかりにくい時間がある動画をつくるわけには、
なかなかいかない

なので、
ちゃんと見るとテレビって
他のメディアと比べると”より”ばっか。

で!

じゃあ”より”は、どんな”より”を撮ればいいか?という話です

超シンプルです

ポイントは
真ん中に何があるか?と余白を少なく

まず、人は基本的に真ん中に見えるものを見るので
”より”を撮るときも
伝えたいこと(映像)を真ん中に置く。
※黄身を割って、とろける感じを強調したければ、
 真ん中にとろりと出るシーンを入れる

そして、いらない余白はいらない。
伝わりやすさでいうと

画面いっぱいに伝えたいものが映ると
伝わりやすい

なので余白を確認して
あれば削る。
です。

テロップ入れる場所は必要ですが・・・

きょうはそんな感じで。


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