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全イスラム教徒を敵に回した共同通信

共同通信が「JIバシル師『民主主義は誤り』 過激派、今もイスラム国家指向」という記事を配信しました。

この記事は全イスラム教徒にケンカを売ったに等しい、極めて問題のある記事です。

冒頭には次のようにあります。

2002年10月に日本人2人を含む202人が死亡したバリ島爆弾テロで、実行犯らが所属したイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)の精神的指導者とされるアブ・バカル・バシル師(84)が8日までに共同通信と単独会見し、厳格なイスラム法こそ統治の根幹であるべきで「民主主義は誤りだ」と主張した。バシル師は反テロ法違反罪で昨年まで服役。出所後に海外メディアと会見するのは初めて。

ここで問われるべきは、「厳格なイスラム法こそ統治の根幹であるべきで『民主主義は誤りだ』」という主張がイスラム過激派組織、あるいはJI、あるいはバシールに特有のものか、という点です。

共同通信の認識は、次の部分から明らかです。

12日でテロから20年。バシル師は各宗教の共存を定めた国是を「尊重する」としつつ、イスラム国家樹立を目指す思想は揺らいでおらず、過激派再興の危険性は消えていない。

なるほど、共同は

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