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初段になるまでに将棋から教わった5つのこと

久しぶりのnoteです。今後は仕事・プライベート問わず定期的に更新していければと思っています(更新するとは言ってない)。

今回は趣味の将棋の話で、将棋から教わったことの中から5つピックアップして紹介します。初段になったらnoteを書こうとはぼんやり考えていて、今年の1月にめでたく初段に昇段したのですが、重い腰が上がらず3ヶ月以上経ってからの記事化になってしまいました。。。

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1. ゴールをイメージする

一つ目は初段になるため、目標達成する上で重要なポイントです。

将棋を始めたら、多くの人が初段になりたいと思うはずです。僕もその一人でした。やはり段という響きはカッコよく、区切りも良いので一つの目標になりやすいですよね。

ただ自分のようにネットで将棋を指している人だと、同じ段級での戦いがほとんどのため、初段という棋力が何を表しているのかわからない人がほとんどだと思います。道場や教室に通っている方であれば別かもしれませんが。

そこで自分はネット記事や書籍、Youtubeなどから情報を集めて、初段の棋力を以下のように定義しました。

・得意戦法が一つ以上ある
・5手詰がすらすら解ける
・簡単な必至が解ける
・簡単な手筋、次の一手が解ける

こう書き出してみるといくら初段といえど、そんなに難しくない気がしてきますよね。ゴールが明確にイメージできていれば、日々何に取り組むべきなのかも逆算して見えてきますし、ゴールを達成できる可能性が大きく上がります。

2. 情報の力は偉大

有益な情報を知っているのと知らないのでは驚くほど上達に差がつきます。

前述の初段の棋力とはどのようなものかという情報もそうですし、1つ例を挙げるなら将棋というゲームの序盤、中盤、終盤のどれが勝利に直結するのかというのも大事な情報です。

本屋さんの将棋コーナーに行くと将棋の戦法書(序盤についての本)の方が、手筋(主に中盤についての本)や詰将棋(終盤についての本)の本よりも多く配置されています。マンガやドラマでもそういった戦法をフィーチャーしがちなので将棋というゲームは序盤が大事なのかなといった印象を持たれる方も多いと思います。

しかしながら将棋というゲームは終盤が勝利に直結するゲームなのです。そういった情報を知らずにゲームをプレイしていると、割く必要のない場所にリソースを割いてしまい、努力はしているのに結果が出ないという事態になりかねません。

今はネット記事や書籍、Youtubeなど参考にできる情報がたくさんあるので、そういったもので情報を集めるのをおすすめします。また身近に質問できる人がいるなら手っ取り早く聞いてみましょう。

3. アクセスしやすくする

三つ目は習慣化するためのポイントです。

実は大学1年生の頃に3ヶ月ほど将棋をやって挫折した経験があるのですが、その当時と今を比較して決定的に違うポイントが将棋へのアクセスのしやすさだということに気付きました。

当時はスマホで将棋ができるアプリなど存在せず、毎回将棋をやるたびにパソコンを起動し、将棋倶楽部24というウェブサイトで対局していました。

一方、今はスマホを立ち上げてホーム画面からアプリのアイコンをタップすればすぐに将棋ができます。さらにアプリだとスマホに最適化されているものが多く、対局時間が短く設定されている場合が多いので隙間時間にやりやすいといったメリットもあります。

読書でも紙の本をすぐ手に取れる場所に置いておくと習慣化しやすいように、アクセスのしやすさは習慣化の上でとても重要なポイントになります。特に今の時代ではスマホを使って習慣化できないかなと考えてみるといいと思います。

4. 楽しむ

四つ目も習慣化するためのポイントです。

最も多いプロの将棋棋士への質問が「どうやったら将棋が強くなりますか?」という質問なのですが(個人的な所感です)、多くのプロ棋士が将棋を楽しむことと答えています。

自分も初めてそれを聞いたときはそんなことよりもっと実用的なアドバイスをくれよと思ったのですが、時間が経つにつれて自分も楽しむことが重要だと思うようになりました。

初段というのはそんなに突拍子もなく難しい目標ではないですし、やはり一番重要なのは継続することです。人間楽しくないことは続けられないですし、趣味を楽しめなくなってしまっては本末転倒です。

なので自分の場合は、本来はそんなにたくさんの戦法を指せなくても初段にはなれるのですが、いろいろな戦法を指すといったことをやっていました。たくさんの戦法があるのが将棋の魅力の一つです。一応載せておきますが、自分の戦法は下のような順で変遷してきました。

四間飛車
→三間飛車
→石田流
→ゴキゲン中飛車

5. 辞めてもいい

ここまで初段になるために重要なポイントについて話してきましたが、最後は将棋との付き合い方についてです。

前述したように僕は何回か将棋を辞めています。

1回目は大学1年生の時にハチワンダイバーというドラマに触発されて始めたものの、強くなっている実感が湧かず挫折。2回目は2年前に職場で空前の将棋ブームが巻き起こり始めたものの、職団戦で強いおじさんたちにボコボコにされ挫折。

そして昨年の6月頃に友達が将棋をやっているとの連絡を受けてまた再開した後に、なんとか初段になることができました。

これは完全な主観なんですが、本当に好きなものって辛くて辞めてしまっても時間が経つとまたやりたくなるものなんだと思います。なので無理して続けなくても、いろいろなことにトライして、またやりたくなったらやる。そうやって手元に残っていったものを大事にしていけばいいんだと思います。なので辛い時は無理して続けないで、いったん距離を置いてみるのもありなんじゃないでしょうか。

終わりに

以上で今回の記事は終わりです。本当はもっとたくさん紹介したい内容はあったのですが(一緒に取り組めるライバル or 友人を作る、AIを上手く活用する、etc)、特に重要な5つに絞って紹介させていただきました。

将棋はこれからも続けていきたいと思っているので、二段、三段に向けてコツコツやっていきます。


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