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2019年1月9日の雪。

雪が降っていた。
私の地元はなかなか雪が降らなかったので、雪を見ると、もっと降れと思ってしまう。
もう大学生だから、みんなで集まって雪合戦ができるわけでもないし、雪だるまを作れるわけでもない。なのに、心が踊るのはどうしてだろう。
こういうところがまだ子供なんだろうなとは思う。でも、この気持ちを忘れてしまったら私はもう終わりだという気もする。

雪のせいか、今日のゼミは少し遅刻したにもかかわらず、まだ2人しか来ていなかった。
あとでいっぱい来たけれど、みんな単位は大丈夫?
授業が始まっても、雪ばかり見ていた。
私だけが周りの反応とは違った。
雪が激しく降れば私だけが舞い上がり、弱まると私だけが寂しくなった。
私はみんなが雪を疎ましく思う気持ちがよくわからない。そういうフリをしてるのかと疑ってしまう。本当はちょっと嬉しいんじゃないの?
子どものままでいて。私だけを置いていかないで。

そうだ。雪といえば、貴船神社の積雪日限定ライトアップというものを見に行きたいなとずっと思っていたんだ。京都に引っ越してくる前は、電車が止まると困るので行けなかったけれど、もう何も心配しなくていい。

だから、雪よ。もっと降れ。もっと積もれ。

#日記 #エッセイ #雪 #京都 #子ども #大学生



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