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【絵本】【多読】『山田さんの大問題』

外国語の上達方法の1つ、「多読」をご存じですか。
私は、自分が英語を勉強していたとき出会った、森沢洋介先生の『英語上達完全マップ』で知りました。

「多読」には、こんなポイントがあります。
①自分のレベルよりちょっと簡単なレベルの本を、たくさん読む。
 (初級学習者向けには、「語彙制限本」というのがある)
②辞書はなるべく引かないで読む。
 (細かいところにとらわれず、物語の流れに乗るのが目標)
③つまらなくなったらやめて、次の本へ!

つまり、「がんばって外国語を勉強する」じゃなくて、
「楽しく勉強する」「今、楽しい(から続く)」を目指したメソッドなんです。

以前の私は、言語の習得は、教科書や学校で習うのが基本のような思い込みがありました。
でも「言語の習得」って、もっと広い世界から自然に取り込まれていくものなんだ、と、最近は思うようになりました。
私たちの母語って、そうして得たものですよね。

私たちが生きているその文脈の中で、
「知らない言葉に出会って」
「推測したり」
「直感でわかったり」
「調べたり」
「何回も聞いてわかるようになったり」・・

そんな「言語の海」の一端である「本」。
外国語の本。
しかも、難しい語彙をできるだけ「やさしく」「自然に」作られたもの。
楽しく、しかも理解を助けるために「絵」があるものがほとんど。
それが「多読用絵本」です。

新しい「多読用絵本」をかきました。
「日本語多読」に興味がある方、
「日本語多読」を学習者さんにリードされている方、
楽しんで読んでいただければ幸いです。

やさしい日本語で書かれたものなので、もちろん、
普通の日本の方、子どもが読んでも
楽しいんじゃないかな・・?
と、思っております。(手前味噌ですが・・)


※以前の作品

『手ぶくろを買いに』 作:新見南吉  簡約・絵:池田あきつ

『野ばら』 作:小川未明  簡約・絵:池田あきつ


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