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生きるために治す

❝心が苦しむ治療はしたくない❞


高知市内に住む大切な友人を訪ねました。

お宅につくと、出迎えてくれたのは友人のお姉さん。

夏には元気だった友人はほぼ寝たきりになっていました。

体中真っ白で痩せて思った以上に弱っている感じ。

癌の転移でしんどくなっていたのです。

原発癌はほぼ完治し、元気にしていたのですが、
転移癌ができているそうです。

彼女はたくさんの友人がいる人で、
ここ最近はあちこちから応援に駆けつけてくれるそう。
それに感謝しながらも苦しそうにしているのを
見るのはつらかったです。

何もできないので、
学びたての氣功とやらをやってみることにしました。

自分の呼吸を整え氣を集め(たつもり)、
彼女の両手を握り流し(たつもり)、
彼女の呼吸に合わせて呼吸をしました。

冷たかった彼女の手が、
だんだん温かくなるのを感じました。

「あ~、あったかい~」という彼女のか細い声が聞こえ、
呼吸が深くなるのを感じました。

そして足も触らしてとお願いし、
靴下をはいた彼女の足も同じように
氣を流し(たつもり)ました。

何も語らない時間が過ぎていきます。

すると、彼女が、
「みんながとてもよくしてくれる」
などと話してくれ始めます。
「何とかお返しをしなくちゃ」とも。

「今は受け取って甘えて義務感を手放しちゃえ。
サレンダーだよ。
我慢のほどほどにしなくちゃ。
我慢の間がないとガン。
頑張りもほどほどにしないとガンが隠れてる」
思わず私の口から出てしまいました。

フフッと彼女が微笑んで
「そうだったね」と言ってくれました。

「治すために生きる」のは義務感で辛くなる
アレしなくちゃ、コレはダメと考えていると
アタマの中がクチャクチャになる。

そんなところに病気が寄ってくるのかもしれないな。

自分らしく「生きるために治す」これが大事。

何したい?と聞くと、
冷蔵庫にある果物を一口だけ食べたいとのこと。

実は癌サバイバーの方から
甘いものは絶対ダメと言われていたそうで
我慢していたようなんです。

「一口だけ食べちゃえ」言ったら、頷くので、
お姉さんがスプーンで運んでくれました。
それを口に含んだ時の彼女の幸せそうな顔。

「あ~、美味しい。幸せ~」
彼女の顔に血の気が戻ってきていました。

生きることに楽しみをもって
生きるために治してもらいたいな。

私も諦めないからね💞


❝心が苦しむ治療はしたくない❞


今日は月曜日。楽しみを持てる一日でありますように💖






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