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シアトルの雲の間に間に

 こんにちは。突然ですが、2022年12月8日にシアトルに単身渡米しました。早くも3週間が経った今日この頃。英語が得意なわけでも無く、留学経験があるわけでも無い私が、アメリカのとあるIT企業で七転八倒しながらも匍匐前進する様を描いて行こうと思います。

1週目

 渡米前のバタバタそのままに、到着したその足で時差ぼけの中で出社した初日。右も左も分からず、英語も分からずただただ時間が過ぎて行った気がします。気がします、というのは1週目の記憶がほぼ無いから。終日緊張している頭と体は、夕飯後耐えられず夜8時には就寝。朝8時過ぎまで目が覚めない日もあった程です。特に終日英語の環境に慣れていない頭は、相当に疲れていたかと思います。ちなみに、妻のアドバイスで渡米時に持参した愛用の枕には大分助けられました(荷物は嵩張ったけど。お守りとも呼ぶべき日本から持参したモノたちについてはまた別の機会に)。

プラスドライバーを求めて

 さて、そんな1週目でも1つだけ覚えていることがあります。勤務先でPCのメモリをアップグレードして良いというので、早速Amazonで追加メモリを購入。先にアップグレードしたという上司に手順を教えてもらうべく、会社に持参しました。しかしPCを開けるアレがない。そう、ドライバーです。プラスのやつ。私はそもそもドライバーなんて渡米時に持参しておらず、周囲の人に聞くも、会社にドライバーを持ってくる稀有な方はおらず。。。ってそもそもプラスドライバーって言っても通じ無い!?プラスもドライバーも英語なのに、、、と思いながら、お酒やプロレス技にスクリュードライバーってのがあったのを思い出しそれっぽいので言ってみた。伝わった!(Phillipsとも言うらしい。絶対思いつかんわ。)
 プラスドライバーを英語で言えた喜びも束の間、さてどこにあるのやら。ハサミなどがある備品室?→ドライバーは見当たらず。次はこれまた備品の宝庫・隣のビルにある郵便室へ→ドライバーはあったものの大きさが合わず。郵便室の方いわく、受付にあるかもと。行ってみるとこちらも大きさが合わず。そこでまたアドバイスをもらいIT担当の部屋へ。あった!さらに疲れ切った私を見て不憫に思ったのか、交換してあげる、と。何とか無事にPCをアップグレードできました。日本なら何てことないドライバーでPCのメモリ交換するだけでヘトヘト。あそこへ行け、ここへ行けと言われてもそもそも英語が早くて何を言っているのやらだし、街もビルも迷路みたいなので終始緊張しっぱなし。それでも何とかなったことで少しだけ自信を得られました。

こんな感じでシアトルでの生活が始まりました。まさに匍匐前進。仕事の合間にアメリカでの電話番号、SSN、運転免許証の取得などなど移住に伴う雑務に追われた怒涛の日々。さらにSSNが無いと給与支払いが滞るかもとビビらされ、もし給与無くても暮らしていけるよう自炊しながら支出は最小限に抑えるというストレス満載なこの3週間でしたが、主な移住関連手続きも完了し、給与も支給され(祝・アメリカでの初任給!)、何とか無事に年を越せそうです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。それでは、また次回。

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