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50歳からシンガーソングライター活動を始めたfukkoです。

とはいえ、歌を人前で歌い出したのは、30代。離婚してから急に歌いたい欲が出てきて、歌い始めたのだけれど、そのころは着飾らなくてもかわいらしさがあった。すっぴんでも、セーターとジーンズでも、ライブハウスの人にも、お客さまにも、ほかのミュージシャンにも、かわいがってもらえた。

もともと、着飾るのが苦手で、メイクも薄い。20代のころは、ほぼノーメイクだった。でも、少しずつ年齢とともに、いじらないとだめになってきて、特に、更年期のこの数年の劣化は、自分でも認めざるを得ない。

最近、すごく思うのだ。
ステージに立つのなら、それなりに身なりを整えるべきだと。

クラシックピアノを習っている人は、弾き合い会みたいなの小さなイベントのステージでも結構なドレスを着る。すごく不思議で、よくわからないなと思っていた。ドレスだけが浮いていて、着慣れていないのがわかってしまう。普段、スーツを着ない男性がスーツを着るとなにか違和感があるように、ドレスも着慣れない女子が着るとどこか違和感がある。

ドレスを着たい願望のない私は「どうしてあんなロングのドレスを着るんだろう?」とよく思っていたけれど、あれは本人が着たいだけではなく、ステージに立つ人間として意識が違ったのだろうと、最近思う。本気でピアノを練習してきた彼女たちは、どんなに小さなステージだろうと「見られる側」の立場をわきまえているのだ。

五感で楽しんでもらうのがステージに立つ人の役目

人は「音を聴く」ためだけに来るのではない。ライブである限り、見た目も大切だ。どんな歌を歌うのか、だけではなく、歌っている間、見られているのだから。

パフォーマンスとして、ピアノで少し大げさに腕を上げて「魅せる」ことも大切だと、ピアノの師匠にも教わったけれど、それは、服装や髪型にも言えることなんだ。

いろいろな人のステージを見ていて、そう思うようになったのだ。

同じような男性ミュージシャンがいたとして、「すっごく上手で技術的に98点の見た目がむさくるしいミュージシャン」よりも、「実力は70点だけど見た目がこざっぱりしているミュージシャン」のステージを、女性はちゃんと見ようとするのではないか。

特に、私たちのような、中高年になるとなおさらのこと。

髪の毛がふさふさでもおしゃれにする気がなさそうなヨレヨレのシャツのおじさんより、頭が薄毛であってもおしゃれな帽子と清潔感とオリジナリティのあるファッションのおじさんの方が、ステージを注視しやすい。

2024年は音楽を磨きつつ外見も磨いていこう

もうこの年から若くあることは無理だし、美魔女を目指す必要もないと思うけれど、もう少し、「見られる立場」であることを意識すべきだなと。

「女」をあきらめたつもりもないんだけれど、夫婦仲もよく、老けても変わらずかわいがってくれる相方に甘えて、私は、あまりにも自分の外見磨きを怠ってきてしまった。これはいかん。

顔の作りは変えられないけれど、もうちょっと磨きようがあるだろう?と、自分に突っ込みたくなってきた。

無理に若づくりしなくていい、お金も大してかけなくていい。

だけれども、どこかもう少し、外見に魅力がある方が、音楽も受け入れやすいのではないだろうか。

中高年のミュージシャンに、そう伝えたい。
もっと外見、磨いていきましょ。

絶対、その方がモテる。
ということは、絶対、その方が、音楽のファンの裾野も広がるのでは?

人生初「ヒップアップのエクササイズ」とか始めた55歳です。

恋愛と同じだ。中高年になっても、いや、中高年だからこそ、まだまだ、着飾ることをあきらめてはいけないのだ。

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