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2020年10月、50歳にして発達障害ADHDと診断された編集者でシンガーソングライターのfukkoです。自分の特性を客観視して工夫してきたので、あまり深刻には悩んできませんでしたが、かなり苦戦してきました。自身の娘が同年に発達障害ADHDと診断されて、少し違うけれど似ていたので、心療内科に行き、診断を受けました。

さて、本日は、発達障害ADHDと称される、私たちの特徴について、当事者としての感覚を、Ayurvedaの流れを汲むセラピーなどの観点から紐解きたいと思います。

まず、前提として、私は「どの人のなかにも、ADHDの素質と、ASDの素質、どちらも備わっている」と考えています。その量が極端にでこぼこしているだけで。

私は、ADHDの「注意欠陥」の特性がかなり多数だったために、ADHDとの診断を受けましたが、空気が読めないところなど、一部、ASD的な要素を持っています。

また心理学のタイプ診断についても、同じ尺度の「両極」を、だれもが持ち合わせていると考えています。

タイプで分けるのは「その傾向が強い」というだけで、「その傾向しか持っていない」のとは全然違うということを先に伝えておきたいと思います。例えば、内向的な人が全く外交的な面がない……というわけではなく、ネガティブ傾向の人にポジティブな面が全く無いというわけではないということ。

まずこの「どちらか一つの面しかない」という誤解と思い込みがある限り、私は自分の人生を豊かに生きるのは難しくなってしまう。

一番厄介なのは自分で「私はこうだ」と思い込んでしまうことだからです。

さて。

今日、お伝えしたいのは、ADHD傾向の人に欠けている2つの概念についてです。

①「時間」の概念に欠けている

・スケジュール管理が苦手
・優先順位がわからない
・予定を入れ過ぎる
・遅刻してしまいがち
・マルチタスクが苦手

これらに共通しているのは「時間」という軸による思考ができていないということ。

言い換えると、ADHDの人は「時間」という枠組みからはみ出ている人で、時間に囚われたくない人なのです。

・初対面でも親しく話せる
・つきあいが短くても相手に全力で愛情を注げる
・知らない人に興味が持てる

こういった長所を併せ持つのも、「時間をかけて友情を育む」という概念が希薄だからこそ。ADHDの人の魅力のひとつです。

②「空間」の概念が欠けている

・すぐに物を失くす
・どこに置いたか忘れる
・片づけるのが苦手
・選別・判断が苦手
・車や自転車を運転するのが苦手
・よく飲み物や食べ物をこぼす
・よく火傷や怪我をする

これらに共通しているのが、「空間」という概念の欠如によるもの。

私は、歩きながら飲み物を飲んだりすると必ずこぼしますし、料理していてほとんど毎日のように火傷します。

ADHDの人は広い空間が好きです。そこに無秩序に他人が入ってきてもあまり気になりません。知らない人が自分のエリアに入ってきても、一瞬、驚くぐらいで、だいたい「どうぞどうぞ」となる。

その代わり、相手のところにも知らない間に侵入しがちで、情が深いとよく「恋愛」と勘違いされてしまったり、コントロールしたがる人に支配されそうになったりします。

「ゆるい」「スキがある」という特徴があるため、自分の身を守る必要が出てきてしまいます。

でも、だれとでも仲良くなれますし、「時間」のところに書いたように、初対面でも、他のグループでも、入っていけます。ただし、繊細さん(HSP気質)も多く、疲弊してしまいます。

時間と空間を超えて、多彩な人々と交われるけれど、自分に戻る時間と空間が必要なのです。


5エレメントの「空(くう)」がADHDと深いつながりがある!

チャクラやエレメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

人間を構成している主要なエネルギーを、「空」「風」「火」「水」「地」という5つの要素(エレメント)で表現したものです。

チャクラでいうと、
「地」:第1チャクラ
「水」:第2チャクラ
「火」:第3チャクラ
「風」:第4チャクラ
「空」:第5チャクラ
となります。

このそれぞれのエネルギー(源)のことを、エレメントというのです。

「空」(くう)」のエレメントは、「時間」「空間」を司ります。つまり、ADHDの鍵となるのは「空(くう)」であり、喉や首のエリアのエネルギーにヒントが満載であるということです。


「空」は、まさに天と地が繋がる場所。

・意志
・選択の力
・自己表現
・創造力
・信心
……などを掌っており、

場所については
・喉
・気管
・首
・口
・視床下部
と関係していると言われています。視床下部に関係しているということは、自律神経にも影響しやすいということですね。

この「空(くう)」の概念を知ってもらい、感じてもらうことで、随分と、生きやすくなると思います。

ADHDのお子さんに必要なことや、どう捉えて、どう声をかけるといいのか、また、簡単にできるお手当てについて、時々、ワークショップなどでお伝えしています。

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