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社会主義=悪、資本主義=善か?

『1984』のレビューをアップしました。

この記事の中で、
「社会主義=悪、
 資本主義=正義ではない」
という話を書きましたね。

思わず筆がそっちの方に
傾きかけたのですが、

「いかんいかん」と思い直し、
別の記事に
改めることにしました。

今日の記事では、
そこのところを
詳しく書いていきましょう。

'90年代にソ連が崩壊し、
東西冷戦は終結しました。

世の中はアメリカを
はじめとする資本主義が
勝利したような形に
なっていますね。

ソ連が崩壊し、
アメリカが世界をしきる
ような形になったことで、

「社会主義=悪」
「資本主義=善」
みたいな世の中に
なってしまったんですね。

でも、これは大きな誤解で、
本来の社会は、
どちらの面も残しておいた方が
うまくいくんですよね。

社会主義というのは、
資本主義を否定するものですから、
どんな産業でも
政府が介入する形になります。

つまり「民間」という
概念がなくなるわけです。

国民全員が公務員的な
立場になるので、
市場における競争もなくなり、
すべてのことに政府が介入します。

分け前は「平等」に配分され、
すべての国民が飢えずに済む

という理想を掲げたのが
社会主義でした。

ところが実際のところは
うまくいかず、

やはり、上層部が
おいしいところを持っていき
国民は飢えていた
というのが実際のところです。

その辺の詳しい話は、
過去にソ連の記事で書きました。

集団農場の運営がうまくいかず、
食料不足に陥り、
最終的には市場で人肉が
売られていた

というショッキングな話も
ありましたね。

こういう歴史的な背景もあって、
「社会主義=悪」
という印象は強くなっています。

ところが、資本主義にも
問題がないわけ
でもないんですよね。

どちらかというと、
世界的に見ても
「資本主義=善」
という風潮は強いので、

あまりクローズアップされませんが、
資本主義も行き過ぎると、
問題がいろいろとあるんです。

そのことについて、
次の記事で書いてみましょう。

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