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マガジンハウスの本はオシャレ!

『宝島』をはじめとする
宝島社の本について書きました。

今回の記事では、
『ポパイ』をはじめとする
マガジンハウスの本について
書いていきます。

『ポパイ』も『ブルータス』も
そんなにたくさん読んだことが
あるわけではないんですが、

とにかく、マガジンハウスの
雑誌やムック本は
オシャレなイメージがあります。

今回、最新号の
『ブルータス』を読んで、
さらに、その印象は
確信へと変わりました。

『宝島』や『別冊宝島』については、
少々、野暮ったいイメージもある
と書きましたが、

マガジンハウス系の出版物は、
それに比べると洗練された
ビジュアルですね。

多少、内容に興味がない人が
紙面を見ても、
「おっ!」と目を引く感じが
あると思います。

適度な文章量で、
写真やイラストの使い方、
紙面全体の配色が
抜群に素晴らしいです。

特に、私が持っているもので、
好きな冊子はこの辺ですね。

どちらもムック本ですが、
内容に合わせた見せ方が
秀逸なんですね。

『僕の好きな映画。』の方は、
著名人に聴いた
「好きな映画」の記事を
中心としつつ、

バランスよく、
コラム的なものも入っています。

そして、本誌の『ポパイ』らしく、
ファッションやインテリアを
「映画」という題材に絡めた記事も
随所に散りばめられ、

おもしろく、
ためになり、
普通とはちょっと違った視点で、
映画が楽しめるんですよね。

マニアックなテーマでも、
オシャレに見せるところが、
マガジンハウスの手法です。

『カーサ ブルータス』(※)が
監修したパルコのムック本の方も
絶品です。

(※『カーサ ブルータス』:
  ’98年に『ブルータス』の増刊
  として創刊。
  建築、デザイン、食、アート、
  ファッションなど幅広いテーマを扱う)

私はセゾン文化(※)に
興味を持って、
このムック本に辿り着きました。

(※セゾングループ:
  西武グループの流通部門を母体とした
  企業グループ。
  西武百貨店、西友、クレディセゾン、
  パルコ、無印良品などが属していた。
  '01年に解体)

私自身はセゾン文化に
触れて育った世代ではないんですが、
いろいろと見聞きしてから
辿り着いたムック本だったので、

セゾンやパルコのオシャレさは
それなりに理解したうえで、
手に取った本だったんですね。

そういうことを理解したうえで、
はじめて目にしたこのムック本の
完成度の高さは、
想像をはるかに超えたものでした。

「パルコ」の洗練されたイメージが
紙面上でしっかり再現されており、
これも完成度の高いムック本です。

他にもマガジンハウスの雑誌だと、
『ターザン』(※)も
読んだことがあります。

(※『ターザン』:
  '86年創刊。男性向け健康雑誌)

この雑誌は「筋トレ」とか、
ヘルシー志向なイメージがあって、
私の本来の守備範囲では
ないんですが、

これも仕事の関係で、
デザインの参考にするために、
購入したことがあります。

扱っている内容は
『ポパイ』や『ブルータス』とも
また違うんですが、
これもまたオシャレな雑誌でした。

例えば、「筋トレ」のような
テーマなので、
モデルさんが運動している
写真が掲載されているんですね。

その写真の脇には、
モデルさんが着用しいている
服や靴の情報が
細かく表示されているんです。

その商品のメーカーや
価格まで表示されていて、

私は、はじめてこれを見た時に
「なんだこれ?」
と思って笑ってしまったんですが、

知っている人に聴くと、
昔からそういうものだったようです。

これも『ポパイ』や
『ブルータス』を読むと、
理解できるんですよね。

(『ポパイ』や『ブルータス』でも、
 ファッションアイテムの情報が
 細かく掲載されている)

マガジンハウスの本は、
どんなテーマであっても
「オシャレさ」が中心にあるのです。

そのオシャレさは、
紙面をひと目見ただけで、
ピンとくるものなんですよね。

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