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【特別支援教育】「あ」だけで伝えるあきらくん

支援学校小学部のあきらくんは、うんちはパンツの中でしかできないし、体も小さいけれど、人一倍元気で人懐こい性格です。そして、身ぶり手ぶりと表情と「あ」だけでなんでも伝える天才。

あきらくん:〈先生を校庭に連れていき、自生しているブドウと自分の口を交互に指さし〉「あ?(先生、このブドウ食べてもいい?)」

:「だめだよ。すっぱいよ~。」

あきらくん:〈肩を思いきりがっくり落として〉「あ~(残念)」

なんでもそんな感じです。

あるお休みの日、お母さんと一緒にお出かけ中のあきらくんは、偶然、私と出会いました。

あきらくん:〈お母さんをぱんぱんたたいて、私を指さし〉
「あ~!!(お母さん、ほら、先生だ!)」

〈お母さんを私のところまで引っ張ってきて〉
「あ、あああ、あーあん(お母さん、これ僕の先生。すごい、こんなところで会っちゃったねえ)」

お母さん:「まあ、先生こんにちは。こんなところで。」

あきらくん:〈腰から大きくお辞儀をして〉「あん!(こんにちは!)」

:「こんにちは!お母さんとお出かけいいねえ。楽しんでね。また明日ね!」

あきらくん:〈思い切り両手を振って〉「あ~!!(じゃあね~、ばいば~い)」

可愛すぎて、パンツを何枚でも洗ってあげたくなりました。

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