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ジャズピアノと9月のはじまりと

9月は妖精月間。きのうの栗林すみれさんのピアノといい、これから行く青葉市子さんのコンサートといい……。
末吉宏臣さんのセミナーをオンラインで途中まで聴きながら、夕方近所の蚤の市をのぞき、吉祥寺ストリングスへ。息子に栗林すみれさんのピアノを聴かせたかった。生のグランドピアノ。私のなかに溜まった澱のようなものが、音と共に流されていく。
最後のキース・ジャレットの曲で、なぜか小さい頃ヤマハのピアノ教室に通っていたことを思い出して涙。帰りの曲に似てたのかなあ。シールをもらって帰るときの小さかった私が見えるようだった。

行きの電車で、息子が「バイトから帰って、もし家が全部燃えてたら?」と最近よく考える話をしていた。私は物に執着がないので、全部燃えたらすっきりするんじゃないかと思う。身体だけ残ればいいんじゃないかと。思い出はあるし。
息子はぜんぶなくなったら悲しいと言った。
家にいてもごはんはそれぞれ好きなときに食べるからバラバラだし、連絡事項しか話さないものだが、外出すると普段話さない話を歩きながら、電車で、店でしゃべるから、そんな時間がとても大切だし楽しみな時間だ。
私は学生時代、友人と吉祥寺でジャズを聴きに行ったときにあまりに演奏がひどくて途中で出た話をした。
最後まで聴いて店を出て歩いてたら「途中で店出なかったね」と息子が言った。二人で笑った。



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