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国際ボランティア生活はこれで最後にしようと思う

ペルー448日目(/75日目)、任地414日目(/67日目)。金曜日。

1年のペルー生活、そしてパンデミック最中で日本の暮らしを2年経ての4か月のペルー生活。その4か月の暮らしの中の3分の2がほぼ終了した。あと3分の1。

思えば13歳くらいのころから協力隊に興味をもって、いろいろな世界見ながら自分はどこでどう働きたいかを模索して、結局現場がいい!となって26歳の時に協力隊の門をたたいた。そして出発して念願の国際ボランティアになってみたけど、志半ばなことは続き、ようやく戻ってきて30手前でこの国際ボランティアの生活の幕がそろそろ閉じようとしてる。

興味をもった歳からみれば、今の自分はもう舞台の幕が下りるブザーを鳴らす一歩手前くらいまで来たのだろう。長かった。

現地の人の暮らしをみながら一緒に前を向いた活動がしたかった私にとって、協力隊はいいチョイスだった。

現地で暮らしてみると、「国際協力」「国際開発」のいろんな側面が見えてくる。コミュニティ開発という職種的にはそもそもニーズを調査して活動を決めて実施していくとこから始まる内容も多いから、自分が決めた活動がこれでいいのだろうか…の悩みは永遠に尽きなかった。でもそういう悩みの中で見つけた答えがあるし、知った暮らしがあるし、出会えた価値観もある。協力隊生活は何にも代えがたい自分の人生の中での大きなきっかけとチャンスと希望と経験を与えてくれたと本当に思う。これを経た人生と知らなかった人生だったら、何度選択しても自分だったら迷わず前者を選ぶだろうな。

「ありがた迷惑」「自己満足」。そんなことばはいくらでも聞こえてきたしいくらでも頭に廻った。手法がわからなくなるたびにいろんなプロたちからの学びを実践してみたり、町の人からの声をなるべく聞いた。いろんな自問自答もあったけど、自分のここでの活動がきっとこの町にとっていつかでいいから役に立つだろうと根気よく向き合った。

いろんな活動をしてみたけど、この結果が出るのはずっと先だね。2年と計画してたところを1年4か月となった活動だったけど、これはこれでもういいかなという気になってきた。次のステップにようやく進めそうだ。

協力隊界隈にいると、協力隊に参加するのが初めての人ばかりではない。何度か経験している人もたまに見るし、前回の反省を生かして今回は活動したいとか、時間をおいてパワーアップしたので次は違う職種で挑戦だとか、前回は青年としてで今回はシニアとして参加だとか、みんな素敵に選択してる。もう一度この活動を2年するってすごいなと圧倒される。

私は、もういいかな。笑 ネガティブにもポジティブにも、もう十分だなと思える。ようやく納得できた。今が自分にとってのその時だと思う。だからこれで13歳で夢見た国際ボランティアとしての道に一度終止符を打つ。国際開発業界にはまだステイするかもしれないけど、その時はボランティアとしてではなくて、もっと違う形でのエントリに―になるのかもしれない。

コロナ禍2年過ぎて、ペルーに戻るか戻らないか、戻るならどれくらい戻るのか、いろんなことがめぐって正直すごく迷ったけど、そういう自分にとっての解が得られたから、ペルーに戻る選択をして本当に良かった。活動に対しての反省は尽きないけど、国際ボランティア生活にもう後悔はないと言える。終止符を打つその日まで、ラスト舞台幕のブザーを押して幕を下ろしきるまで、あと40日ちょっと。残り悔いなきようがんばろうーー!


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