見出し画像

【研修報告】リーダーシッププログラム「気候変動とフードシステム」

こんにちは。スタッフのMarchです。
新年をむかえて、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私たちは先日、栃木県のアジア学院にて「気候変動とフードシステム」についてのリーダーシッププログラムを行いました。
※このプログラムは、独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation)の助成金を受けて実施されています。

緑の匂いと山羊の声がきこえる自然豊かな場所で、5日間じっくり対話する時間は、何にも代え難いような贅沢な時間でした。

このプログラムは、日本とアメリカの18歳から30歳の若者を対象にしています。
米国と日本の参加者が共に時間を過ごしながら、リーダーシップ・サステナブルな農業・気候変動・コミュニケーションについて3ヶ月間学び、次世代の社会問題や環境問題の解決を担うリーダーとして交流を図り、学び合いました。

オンラインと対面のハイブリッドですすめて、オンラインセッションは、週に1回Zoomで集まり、対面セッションに向けての準備を行いました。

オンラインセッション
第1回:リーダーシップの資質や自身の価値観
第2回:気候変動の先にある未来
第3回:気候変動の犠牲者やもたらされる深い悲しみ
第4回:食の生産・加工/保存・配分・準備・消費

対面セッションでは、「peace from the soil」をキーワードに、セッションを行いました。自分自身をみつめ、仲間と対話し、環境とともに生きることについて学びを深めました。

セッション1<土>
生態系や土壌の重要性を理解し、どのような働きで自然のライフサイクルが完成するのか、私たちの生活にどう関連しているのかを探る。アジア学院の「土からの平和」という考え方のベースを知る。
セッション2<土からの食>
食品廃棄の問題とアジア学院の地域資源活用法を学ぶ。また哲学的視点からも、食の問題に切り込む。食文化について、フィールドワーク等をとおして体感する。
セッション3<暮らしの中の土>
気候変動とわたしたちの正義や考え方が、どのように関係しているかを考える。マクロとミクロの視点の両方から、私たちの生活に応用できる農業哲学やサーバント・リーダーシップについて学ぶ。
セッション4<振り返り、分かち合い、傾聴>
アジア学院で生活する方々とのシェアリング・セッションを行う。仕事、コミュニティ、夢について対話し、傾聴することによって深い内省をうながす。


参加者のことばで印象的だったのが、「『環境に良いことをする』ということは、何かを我慢したり、幸せを削ることのように捉えられているけれど、ARIでの取り組みは、純粋にたのしい。環境への取り組みと楽しさが、相乗効果のように高まっていくと嬉しいし、私たちはその一歩を踏みだしているとおもう。」とのお話があったことです。

自分をみつめ感覚を澄ませて、仲間の声に耳を傾け、環境を考えて行動する時間には、多くの学びがありました。

参加者の声もnoteに掲載していきますので、ぜひご覧ください!

今後も「自分らしいリーダーシップこそが、真のリーダーシップ。」を掲げ、自分のリーダーシップを育てたい人、世界をより良くするために何をするべきなのかを探求している人のために、さまざまな機会をご提供して参ります。

また、学校・会社・組織向けにカスタマイズしてプログラムをご提供することも可能です。まずは下記メールアドレスまで一度お問い合わせください。

gla@ileap.org

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?