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【映画】「ハンガー・ゲーム0」独裁者が生まれるまでの物語#196

今回は、昨年12月から公開されている「ハンガー・ゲーム0」について書きたいと思います。

ハンガー・ゲーム映画作品の1作目の舞台から遡り、独裁者コリオレーナス・スノーの若き頃を描いた作品です。

前作までを観た上で、「ハンガー・ゲーム0」を観ることをおすすめします。


見どころ1:主演トム・ブライスの演じるコリオレーナス・スノー

出典:映画.com

本作品の主役は、前作までの「ハンガー・ゲーム」で独裁者として登場していたコリオレーナス・スノーの青年時代です。

父の死後、貧しい名家で育ち、家族のために、自分自身のためにアカデミーで結果を出すことに必死な姿が描かれています。
自身の置かれている状況や、学徒の友人に貧しさを隠す仕草や、ルーシー・グレイと出会ってからの変化。
場面毎で状況が変化と共に、コリオレーナス・スノーの心境の変化を演じるトム・ブライスの表情から見てとれることが1つの見どころです。

焦りや憤りの感情が1番多く感じ取れるのではないでしょうか。


見どころ2:ハンガーゲームの歴史

出典:映画.com

「ハンガー・ゲーム0」では第10回大会が舞台となっています。

そして、出場者に支援が集まるように大会概要を変更したのが、主人公のコリオレーナス・スノーです。

前作までは、広大な森が舞台となっていましたが、本作ではサバイバル要素はなくコロシアムでの決闘となっています。
物資の輸送システムは出場者に集まった金額で、贈れるものが変わるのは前作と同様です。
サバイバル要素がない分、格闘においての強さのみが求められる闘いとなっています。

「ハンガーゲームの目的は?」と、主人公とゲームマスターとの問答があります。

答えの変化にも、コリオレーナス・スノーの変化が感じられます。

まとめ

観終わって感じたことは、独裁者コリオレーナス・スノーも1人の被害者だということ。

悲しみや怒りの感情が勝る体験が大きすぎると、人は負の感情に流されてしまうということです。

「ハンガー・ゲーム0」を観たことで、前作までも再度観みようと思います。

◾️作品詳細

出典:映画.com

監督:フランシス・ローレンス
原作:スーザン・コリンズ
メインキャスト:トム・ブライス
        レイチェル・ゼグラー
        ビオラ・デイビス
スーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化した世界的ヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」の前日譚。シリーズ第1作で主人公カットニスがプレイヤーに志願する64年前を舞台に、ドナルド・サザーランドが演じた独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描く。

出典:映画.com


枡田泰明

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