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#15.V for Vendetta (2005)【偏愛的映画のすゝめ】

やりたいことが沢山あるのに試験勉強をしなければならず、色々工夫して自分の時間を確保しようとする今日この頃。

第15回はダークヒーローとナタリー・ポートマンの物語、『Vフォー・ヴェンデッタ』です。

第3次世界大戦後、独裁国家となったイギリス。国家を相手にひとりテロ活動を続ける仮面の男“V”と彼に出会い自分自身の真実に目覚めたイヴィーが自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がった…。ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーヴィング出演のサスペンス・アクション。

この作品を端的に表現すると、、、

尖った社会派仮面系映画


本作の舞台は近未来のイギリスで、17世紀のガイ・フォークスという男をオマージュした設定となっています。そのため、主人公が付ける仮面は元々ガイ・フォークスがつけていたものが原点のようです。ガイ・フォークスは国王暗殺を企てたテロリストであり、権力に立ち向かった英雄的存在でもあります。サイバー集団のアノニマスがこれと同じ仮面を採用した理由も頷けますね。

内容はシンプルに『革命』と『権力への抵抗』ですが、正義と悪が絡み合っていて難解です。その難解さが主人公のダークヒーローっぷりにマッチしていて、非常に引き込まれます。

コロナウイルスが蔓延し、国家による一方的な支配を疑わずにはいられない今、この映画を観ることはとても意義深いでしょう。

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