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#20.Captain Fantastic (2016)【偏愛的映画のすゝめ】

ストレートパーマの効果が薄れてきて、ボリューミーな癖毛になりつつある今日この頃。

第20回は家族や教育にスポットを当てたロードムービー、『はじまりへの旅』(←邦題の意図がよく分からない🤔)です。
2016年、アメリカ、119分。

ベン・キャッシュと6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くで暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”をかなえるため旅に出るのだった…。

この作品を端的に表現すると、、、

最強家族を通じて学ぶ"普通"のあり方


あらすじ紹介の引用にもあるように、主人公の子供たちは桁違いの体力と知力を持っています。内容は子供たちの母親の葬儀に出席するために、父子でニューオリンズを目指すというものです。

その旅の中で子供たちは初めて現代文明に触れ、自分たちが偏った存在であることを身をもって知るのです。現代文明の中で彼らの行動は異質なものでありますが、だからといって現代文明を生きる僕たちが、彼らのことを批判できると考えるのは間違いでしょう。

親として子供たちに何を教え、どう行動させるか。子供として何を信じ、どう行動するか。
映画を観る僕たちが、何を"普通"と評価するか。

この作品にはそんな答えの無い問いがいくつも散りばめられています。

そして相変わらずヴィゴ・モーテンセンがカッコいい、、!

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