12月に入って、あちこちで耳にするクリスマスソング♫
聴いているだけでウキウキしてくるのは何故だろうと考えた。
多分それは、プレゼントって、貰っても贈っても人を幸せな気分にしてくれるものだから。

近くに住む孫のＴ君とＬ君には、クリスマスには二人で遊べるボートゲームなどを毎年贈っていた。
別々にではなく、ふたりで１個。
だいたい喜んでくれたが、一回だけ「いらない」と断られた物がある。
英語カルタ
「だってコレ、勉強でしょ？」
小学校でも英語の授業が始まったタイミング、良いと思ったんだけどなぁ。
まッ、こっちの思いと向こうの気持ちが一緒とは限らない。

そんな二人が中学生になった去年のクリスマス前に、おばあちゃんサンタは宣言した。
「サンタは、もう来ません！」
「エッ？」
ふたりとも絶句。
何にもナシもちょっと可愛そうかなぁと思い、今年はプレゼント予算と同額を渡そうと考えている。
大人からみたら何だそりゃ？って思うような物や事でも、自分がコレだ！って思える物に使って欲しい。

そんな二人の孫たち、小学校に上がったばかりの頃はまだ、サンタの存在を信じていたようだ。

Ｔ君が小学校に上がるタイミングで我が家の近くに家を建て引っ越してきた次男坊家族。
それまで、駅近くのマンションに家族４人で住んでいた。
このマンション、義父が退職金で買ったもの。
義父がマンションを買ったワケは、我が家の3人息子が（私を含めて）、あまりにも煩かったからだ。
義母と二人で住むための静かで便利な別荘として購入したらしい。
でも子煩悩な母は
「行かない。貴方一人で行ってらっしゃい」
と言っていた。
結局、マンション建設が終わる前に義父が亡くなり、義母はひとりで週末別荘ライフを楽しむこととなった。
いや、悲しみを癒やしに毎週末出かけていたのかも知れない。

そのマンションには、今は長男が１人で独身ライフを謳歌している。
たまにご飯でも食べに来たらと言っても全然来ない。
独身男性一人でも、ご飯さえ炊ければ生活には困らないようだ。
スーパーにはお惣菜が並んでいるし、コインランドリーだって至る所にある。
便利な世の中だ。

引っ越して間もない頃、クリスマスも近くなったある日、お兄ちゃんのＴ君がポツンとつぶやいた。
「おじちゃん（長男のこと）いいなぁ。あのマンションは、サンタが来るんや」
「エエッ！サンタって本当におるん？」
ちょっと大げさに驚く私に真剣な顔で頷く兄のＴ君。
となりでウンウンと何度も首を振っている弟のＬ君。
「ピンポーンって、見に行ったらプレゼント置いてあってん」
「パパやろ」
夢をつぶす発言をする私。
「パパは家におったもん。ママは買い物行ってたし」
イジワルなバァちゃんは更に言う。
「そんならママや」
「違う。すぐにドア開けたんに、誰もおらんかった」
すごい秘密を告げるように話す兄の横で真剣な眼差しで私を見つめる弟Ｌ君。
二人の真剣さに負けた。
「へぇ、そりゃあサンタやなぁ。そうかぁ、あそこには、サンタ来るんやなぁ」
「おじちゃん、良いなぁ」
と、つぶやくふたり。

どこも隠れるところのない長い通路を、猛ダッシュして隠れて見守るお嫁さんのＭちゃんの姿が目に浮かんだ。
その努力、報われてますよ(^^)
でもその猛ダッシュ、パパの仕事やろ！
息子にツッコミを入れたくなる母。
まぁ、そうやって順々に小さな幸せを繋いでいけたら、それが１番しあわせ。

我が家の中で、あとサンタさんを待っているのは、離れて暮らす４歳の孫娘Ｉちゃん姫だけ。
プレゼント何がいいか、それとなくママに探って貰おうとメールした。
第一候補がメルちゃんのお食事セット♡
息子３人、孫の王子２人と、男の子のオモチャにしか縁がなかった私は女の子のオモチャはチンプンカンプンだ。
Amazonで探して発見した。
便利な世の中だ。
第２候補は絵本「ぬまの100かいだてのいえ」
コレは得意分野で、本屋さんですでに発見済。
この前、千由さんに教えて頂いたサンタに、私もなれる日が来た！
近所の本屋さんでもやってるらしい♡
孫娘が選んだ「ぬまの100かいだてのいえ」を送ることにします。

千由さん、教えて頂いてありがとう(^^)

あと、一人暮らし謳歌中の長男のもとにかわいいお嫁さんを！
サンタさん、お願いします💞
まだ、言ってるお節介な母でした。