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【1%に掛ける  -思春期男子の脳の中-】

中一男子の長男。
何か困ったことがあるとすぐに
「ママーっ、〇〇ないんだけど」
「ママーっ、〇〇できないんだけど」
と言ってくる。

そして、私はほぼ毎回
「しらないよ」
「自分でやってよ」
と答える。さながらコントである。

今日も、部活のウィンドブレーカーを片付け始めたところで、
「ママーっ、ハンガーがないんだけど」
と言ってきた。

ハンガーは、洗濯干の近くにあることぐらい長男は知っている。もちろん「自分で出してよ」と答えた。

でも、あまりにもなんでもかんでも困ったら反射的に「ママーっ」というのを繰り返すので、長男に訊いてみた。

「あのさぁ、『自分でなんとかしてよ』って言われるのわかっていて、どうして訊くの?」

すると長男
「たまにいい答え、くれるんだよね」
「その1%に賭けてる」

そうなの?
我が息子ながらよく観察している、と感心。

でも、今日の質問にどんな名答ができたであろうか? 
あるいは、然るべきときに備えて、「ママーっ」の訓練か? 
1%の奇跡に掛けてしまう男子の本能をここに見る。

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