【本紹介】岡田 悠:0メートルの旅――日常を引き剥がす16の物語
□紹介する本
0メートルの旅――日常を引き剥がす16の物語
岡田 悠 (著), 2020/12/15
ダイヤモンド社
□メモ
南極。
ドレーク海峡の波は激しい。
船酔いで1人ずつご飯を食べに来なくなる。
南極の日は沈むけど、一晩中、夕日のような状態。そしてまた朝日になる。
南極ペンギンは異様に臭い。
臭いだけでどこにいるかわかるし、臭すぎて離れていてもこびりついた匂いが取れない。
polar plunge
南極の海に飛び込む。
Blue swallow
南アフリカに1000匹しかいないとされる幻のツバメ。
信号は赤でも進め。(若者とかが強盗するのに道路で待っている。)
ヨハネスブルグ
イクソーポ。
モロッコ。
三大ファッキンカントリーの一つ。
(他は、インド、エジプト)
客引きと、盗人、強盗が多い。
鉄道で居眠りしようものなら、荷物を全部取られてしまう。
イスラエルのエルサレム
ジュルサーム(ルにアクセント)
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の聖地。
Airbnbで宿を探すが、全然良くなかったらしい。
パレスチナ
イスラエルととにかく仲が悪い地域。
8mを超えた壁があって、パレスチナから出る人を見張っている。
壁には、バンクシーによる作品が描かれている。
The Walled Off Hotel
バンクシーによる壁画に囲まれた眺めの悪いホテル。(コアなファンに人気らしい)
パレスチナ自治区
ガザ地区—>紛争地域
ベツへレム—>安全、物価はイスラエルの半分
イスラエルの出国審査が厳しい。
(入国は簡単)
イラン
アメリカと仲が悪い。
クレカも使えない。現金のみ。
通貨はイラン・リアル。
事前にドルを用意して、換金する必要があるらしい。
信号がないので、轢かれる覚悟で道路を渡る。
飛行機が経済制裁で修理できていないので危険なアトラクションになっている。
ネットも海外サイトに繋がらないことが多い。
歴史的建造物のすごさ。
エスファハーン(かつて世界の半分と言われた都市)
—>
ペルシャ帝国の古都ペルセポリス
ゾロアスター教の聖地ヤズド
治安は良い。ご飯も良い。
人も親切。(ご飯を奢ってくれたりする)
ペルシャ絨毯商人多い。
公定レートと実際の換金レートは大きく違った。
(ドル高、レアル安で、ドルをみんな求めていた、しかもレアルは円に換金できない)
—>絨毯を買った。
ウズベキスタン
サマルカンド
ミナレット(塔)
ポテンシャルタクシー
インド。
首都デリー(ネパールとパキスタンの近くにある)
ガンジス川で身を清める
ヒンドゥー教の聖地。
アムリトサル
シク教の聖地。ターバンを巻いている。
シク教には教育水準の高い人が多い
インド、パキスタン仲悪い
スタジアム、仲良く見える、降納式
https://youtu.be/izO02t7KfCE
自宅周り
1年後の自分への手紙(ロマンチックだ
200年前、江戸時代の地図で自宅へ帰宅できるか挑戦。
自宅で乗るサイクルマシンにwebカメラ、google mapを連携させて、日本横断の旅をした。
—>テレビ番組でやりそうな企画を自ら作ってやっているところがすごい。
この企画を通して著者が伝えたかったこと:
実際にどこかへ旅行していても、Google mapで旅していても、その時目の前にある、0メートルの事柄に注意を向けていれば、それは旅になるということ。
□感じたこと
著者は大学時代、特に授業を頑張ったわけではなく、バイトに旅行に、ゴロゴロと怠惰な生活だったようだ。しかし、良い友人に囲まれて、結婚もして、また旅行を続けられて、仕事もちゃんとあって、不思議に思えた。
たぶんそれは、著者の持つ、人としての魅力、話しててユーモアが感じられるとか、嘘をつくけど、それも可愛らしく見えるとか、アイデアが面白いとか、そんなところが周りの人を惹きつけていつのまにか幸せな日常に囲まれているのだろう。
詩「虹の足,吉野 弘(作)」のようなものかもしれない。
自分の周りにある当たり前の幸せを見失っているのかもしれない。
#読了日
22/09/02
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